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青色申告におすすめの会計ソフト7選|ソフトを活用するメリットや選び方

2023/05/24 2024/11/26

会計ソフト

青色申告におすすめの会計ソフト

近年、確定申告で活用する方が増加している会計ソフト。特に必要書類の多い青色申告では、会計ソフトを利用することでスムーズに確定申告を進めることが可能です。本記事では、青色申告で会計ソフトを活用するメリットや選び方、おすすめの製品を紹介していきます。

青色申告とは?

青色申告とは、確定申告の種類のひとつで、日々の取引を複式簿記もしくは簡易帳簿で記帳し、その記録に基づいて申告・納税を行う制度です。企業はもちろん、フリーランスや個人事業主などの自営業者や、副業をしている会社員が所得税の確定申告を行う際に選択できる申告方法となっています。

事前に手続きを行い、一定の水準を満たす場合は、事業などから生じる所得から最大65万円の控除を受けることが可能です。さらに、家族の給与を経費にしたり、赤字を最大3年間繰り越せたりするといったメリットもあります。

青色申告と白色申告の違い

確定申告には、青色申告のほかに白色申告という種類があります。これらの大きな違いとしてまず挙げられるのが、事前に届け出が必要かどうかという点です。青色申告を行う際は開業届や青色申告承認申請書を税務署に提出しなければなりませんが、白色申告はその必要がありません。

青色申告をしようとしても、これらの届出がされていないと白色申告とみなされてしまうため注意が必要です。

もう一点、青色申告と白色申告の大きな違いとして、節税効果の高さがあります。青色申告では10万円・55万円・65万円と段階的に控除額が決められていますが、白色申告ではこのような控除はありません。

また、確定申告で提出する帳簿の種類も、青色申告と白色申告の違いとして挙げられます。白色申告は作成が簡単な単式簿記の帳簿で申請ができるのに対し、青色申告で55万円・65万円の控除を受けるには総勘定帳や仕訳帳など、複式簿記による帳簿が必要です。

白色申告と比べると提出書類が多く、記帳方法が複雑なため手間はかかりますが、高い節税効果を得られる点がメリットと言えます。

白色申告ができる会計ソフトを比較|無料版・初心者におすすめのソフトとは?

青色申告に会計ソフトを活用するメリット

ここからは、青色申告に会計ソフトを活用するメリットを紹介していきます。

記帳や仕訳を自動化できる

青色申告を会計ソフトで行うメリットは、記帳や仕訳を自動化できる点です。多くの会計ソフトには、請求書やレシートなどを読み込み、自動で取り込むデータが備わっています。これにより計算間違いや計上漏れなど、手作業での人的ミスを軽減することが可能です。

また、口座やクレジットカードとも連携することによって、自動的に情報を読み取って記録してくれるので、業務の効率化にもつながるでしょう。

会計の知識がなくても使える

青色申告書類を作成するためには、簿記など専門的な会計の知識が必要です。しかし、会計ソフトを利用することで、専門的知識がなくとも簡単に書類を作成できるようになります。

誰でも使用できるシンプルな設計になっており、会計ソフトの指示通りに項目を入力していくだけで、青色申告に必要なさまざまな書類が完成します。

e-Taxでの電子申告を活用できる

青色申告に会計ソフトを活用するメリットとして、e-Taxでの電子申告を活用できる点が挙げられます。会計ソフトのなかには、インターネットで行う国税電子申告・納税システムの「e-Tax」に対応しているものがあります。

e-Taxを利用すれば、確定申告期間中24時間申請が可能で、税務署へ出向く必要もありません。確定申告の時期はどうしても税務署が混んでしまい、申請に時間がかかりますが、そういった事態を避けられる点は大きなメリットといえるでしょう。

サポートが充実している

サポートが充実していることも、青色申告で会計ソフトを活用するメリットです。会計ソフトを活用すれば簡単に確定申告書類を作成できるものの、時にはわからないこともでてくるでしょう。多くの会計ソフトではそのような場合に備えて、メールやチャットでのサポートを受けられるものがあります。

はじめて青色申告を行う場合や、使い方が分からない場合など、会計ソフトでの申請に不安が残る方にはおすすめです。また、なかには、公認会計士の補助が受けられるものもあるので、会計ソフトの導入時に確認しておきましょう。

青色申告で活用する会計ソフトの選び方

青色申告で活用する会計ソフトの選び方について解説していきます。

個人向けか法人向けか

青色申告で利用する会計ソフトを選ぶ際には、個人向けか法人向けかをチェックしておきましょう。これは、申告に必要な書類が個人と法人では異なるためです。

企業が誤って個人事業主向けの会計ソフトを選んでしまった場合、書類が足りず確定申告に間に合わなかったという事態になりかねません。

また、会計ソフトを使用する際の利用者数の上限や、データを保存できる容量も異なる場合があるので、そちらも合わせて確認しておきましょう。このようにどちらにも対応していることをうたっているソフトであっても、個人向けと法人向けでサービス内容や料金が異なるため注意が必要です。

クラウド型かインストール型か

会計ソフトには、クラウド型・インストール型の2種類があります。クラウド型は、インターネット環境があれば、いつでもどこからでも会計ソフトを使用することができますが、インターネットにトラブルが起きた場合には作業ができなくなってしまいます。

一方インストール型は、ソフトウェアをパソコンにインストールして利用するため、一度購入してしまえば月額費用などのランニングコストはかかりません。ただし、法改正が合った場合、自社でその都度アップデートを行う必要があります。

クラウド型とインストール型ではそれぞれメリットやデメリットが異なるので、自社の目的に合った会計ソフトを選ぶようにしましょう。

おすすめのクラウド会計ソフト12選|料金や特徴を徹底比較!

インストール型の会計ソフトおすすめ6選!メリット・デメリットやクラウド型との違い

無料トライアル期間はあるか

会計ソフトのなかには、無料トライアルができる期間が設けられているものがあります。本格的に導入する前に操作性や機能を確認できるので、実際に導入してみて思ったものと違ったというミスマッチを避けることが可能です。

検討している会計ソフトに無料トライアル期間が設けられている場合は、積極的に利用して比較検討することをおすすめします。

無料で使えるおすすめの会計ソフト12選|主な機能や比較ポイント

料金プラン・価格は適切か

クラウド型の会計ソフトの多くは、月額や年額で費用が発生します。一方インストール型では最初のソフト購入金額がかかりますが、その後の費用は発生しません。また、多機能であればあるほど会計ソフトの料金は高くなる傾向にあります。

多機能な会計ソフトは魅力的ですが、使いこなせないとコストの無駄になりかねません。そのため、機能やサービス内容なども加味して、自社の予算にあった料金プランを選択してください。

導入の目的と合っているか

必要としている機能が実装されているかどうかを確認することも重要です。会計ソフトによって、搭載されている機能や特徴は異なります。

青色申告を効率化するのか、青色申告特別控除を受けたいのかなど、導入したい理由を明確にして目的に合ったソフトを選んでください。

サポート体制が整っているか

会計ソフトで青色申告の書類を作成することは簡単ですが、使い方がわからないなど疑問点が出てくる場合もあるでしょう。その際に、専門知識のあるベンダーのサポートがあると安心です。

提供されているサービスや対応方法はソフトによって異なるため、自社の担当者のITリテラシーなども考慮しながら選ぶことをおすすめします。

また、メールだけでなく、電話やチャットでのサポートに対応している会計ソフトであれば、設定や操作方法でわからないことがあってもスムーズにやりとりできるでしょう。

青色申告におすすめの会計ソフト7選

ここでは、青色申告におすすめの会計ソフトを紹介していきます。

マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワード クラウド確定申告は、はじめて確定申告をする人にもおすすめの確定申告ソフトです。ステップに沿って進めていくだけで確定申告が完了し、難しい知識は必要ありません。

銀行口座やクレジットカードと連携して取引明細を自動取得するため、面倒な入力作業が不要となり、確定申告にかかる手間を大幅に軽減できます。

提供元株式会社マネーフォワード
初期費用要問い合わせ
料金プラン■月額プラン
  • パーソナルミニ:1,408円(税込)/月
  • パーソナル:1848円(税込)/月

■年額プラン

  • パーソナルミニ:990円(税込)/月
  • パーソナル:1,408円(税込)/月
  • パーソナルプラス:3,278円(税込)/月
機能・特徴Windows・Mac対応、他社確定申告ソフトから乗り換え簡単、取引明細は自動で取得、仕訳の勘定科目を自動提案、仕訳ルールの学習機能、スマホアプリなど
URL公式サイト

freee会計

freee会計は、個人事業主やスモールビジネスを行っている中小企業などに適したクラウド型の会計ソフトです。インストールなしで使うことができ、経理業務や確定申告業務を効率化できます。

会計ソフトの質問に答えて入力するだけで確定申告の書類を簡単に作成できるので、申請がはじめての方や慣れていない方にもおすすめです。

提供元フリー株式会社
初期費用
  • 新設法人・小規模法人向け:無料
  • 中堅・大企業向け:無料
  • 上場企業:要問い合わせ
料金プラン■新設法人・小規模法人向け
  • スターター:7,280円/月(月払い)、5,480円/月(年払い)
  • スタンダード:8,980円/月(年払い)
  • ひとり法人:2,980円/月(年払い)
  • ※従量課金代別途

    ■中堅・大企業向け

    • スタンダード:11,980円/月(月払い)、8,980円/月(年払い)
    • アドバンス:51,980円/月(月払い)、39,780円/月(年払い)
    • エンタープライズ:要問い合わせ
    • ■エンタープライズ企業向け

      • アドバンス:51,980円/月(月払い)、39,780円/月(年払い)
      • エンタープライズ:要問い合わせ
導入実績有料課金ユーザー企業数54万(※2024年3月末時点)
機能・特徴法改正に完全対応、自動入力・自動仕訳、決算書作成はボタン1つ、レポート自動作成、強固で柔軟な認証機能、金融機関同等のチェック、堅牢なバックアップ管理など
URL公式サイト

やよいの青色申告オンライン

やよいの青色申告オンラインは、WindowsとMacの両方に対応した青色申告ソフトです。初心者にも使いやすいシンプルな機能とデザインが特徴で、日付や金額を入力していくだけで、青色申告に必要な複式簿記帳簿を自動で作成できます。

有料プランのすべての機能を1年間無料で使用できるトライアル期間も設けられているため、操作性などを確かめてから導入できるのもうれしいポイントです。

提供元弥生株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • セルフプラン:11,330円(税込)/年
  • ベーシックプラン:18,975円(税込)/年
  • トータルプラン:33,000円(税込)/年
導入実績登録ユーザー数310万以上(※2023年9月時点)
機能・特徴確定申告書の作成・e-Tax、自動取込・自動仕訳、経営状況の見える化、税理士・会計事務所連携、金融機関連携、POSレジ連携、請求書連携、スマホアプリなど
URL公式サイト

ジョブカンDesktop 青色申告 23

ジョブカンDesktop 青色申告 23は、インストール型の確定申告ソフトです。自動案内に沿っていけば初心者でも簡単にはじめることができます。

農業や不動産など幅広い業種に対応しているほか、兼業にも対応しているため複数の事業を行っている場合にもおすすめです。

提供元株式会社ジョブカン会計
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • パッケージ版:8,140円(税込)
  • ダウンロード版:5500円(税込)
機能・特徴かんたんスタート、かんたん取引帳、かんたん検索、かんたん印刷、ライブラリ、前年度参照機能、金融機関連携サービス、青色申告決算書の作成など
URL公式サイト

円簿青色申告

円簿青色申告は、無料で使えるクラウド型の会計ソフトです。初心者にもわかりやすい画面構成になっており、簿記の知識がなくても安心して利用できるでしょう。

法改正に対応するためのバージョンアップも無償で行ってくれるため、コストを抑えて導入したい方におすすめの会計ソフトです。

提供元株式会社円簿インターネットサービス
初期費用無料
料金プラン無料
機能・特徴オフィス・自宅どの端末でも可能、Mac・Windowsどちらも対応、初心者にわかりやすい簡単操作、他ソフトからの乗り換えも楽、インストール不要など
URL公式サイト

ジョブカン青色申告

ジョブカン青色申告は、個人事業主向けのクラウド型会計ソフトです。ガイドに沿って取引を入力していくだけで、簿記の知識がない方でもスムーズに進められます。

メールでの相談に対応しており、平日17時までであればその日のうちに回答を得られます。わかりやすいマニュアルも用意されているため、はじめて会計ソフトを導入する方でも安心です。

提供元株式会社ジョブカン会計
初期費用要問い合わせ
料金プラン13,200円(税込)/年
導入実績18万社以上
機能・特徴直感的に入力できるデザイン、面倒な入力作業を自動化、案内に沿って質問に答えるだけで確定申告書作成、確定申告書提出まで専任の担当者が徹底サポートなど
URL公式サイト

会計王

会計王は、インストール型の高機能な会計ソフトです。銀行やクレジットカードを設定しておけば定期的に明細を取り込んで仕訳まで作成してくれます。

ソフト購入後1年以内にユーザー登録をすれば、電話・メール・チャットでのサポートをはじめ、法令改正対応保証などさまざまな特典サービスを最大15カ月間利用可能です。

提供元ソリマチ株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン44,000円(税込)
機能・特徴業種別テンプレート、他社製品データ取込み、多彩な入力方式、高機能な仕訳検索、貸借対照表、損益計算書、減価償却資産リスト、決算書の自動作成など
URL公式サイト

青色申告にも会計ソフトを活用していこう

青色申告で最大65万円の控除を受けるには、決まった計算方法などに沿った書類の提出が必要です。さらに書類の作成には会計知識が求められ、手書きで作るとなるとかなりの時間がかかってしまいます。

会計ソフトを活用して申告書類を作成すれば、手書きによるミスがなくなるのはもちろん、会計知識のない人でも簡単に書類が作成可能です。本記事で紹介した選び方やおすすめ製品を参考に、会計ソフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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ビズクロ編集部
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