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【2024年最新】反社チェックツール13選比較!必要性や料金・調査内容の違いなどを紹介

2024/03/01 2024/03/05

反社チェック

反社チェックツール

企業の信用損失を防ぐために必要な「反社チェック」。昨今巧妙化している反社会的勢力を見抜くにはどうすればよいのでしょうか。本記事では、反社チェックの必要性やおすすめのツール13選を紹介します。ツールの費用相場についても触れているため、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

反社チェックツールとは?

反社チェックツールとは、取引先が反社会的勢力との関係がないかチェックするツールのことです。新規取引を開始する際などに、コンプライアンスチェックの一環として使用されます。

反社チェックツールは、新聞記事・インターネット記事・公的データベース・提供会社の独自データベースなど、製品ごとにさまざまな情報を保有しているのが特徴です。これらのデータベースをもとに、取引先企業が反社会的勢力と関係がないかチェックします。

反社チェックの必要性

政府は2007年に「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針 」を発表しており、取引先の精査が一層求められるようになりました。

反社会的勢力と関わりを持つことはコンプライアンス違反となり、企業イメージの低下に繋がります。また、取引の停止や銀行からの融資停止、上場廃止など、企業経営に大きな影響を及ぼす恐れもあるでしょう。

反社会的勢力には暴力団・半グレ・ゴロツキなどが含まれ、表向きは通常の企業として活動している場合もあります。これらの企業を見分け、安全な取引を行うためには反社チェックが必要です。

反社チェックツールの選び方

反社チェックツールを選ぶ際は、どのようなポイントに注目すればよいのでしょうか。ここでは、反社チェックツールの選び方について解説します。

調査範囲・調査内容で選ぶ

反社チェックツールは、サービスによって調査範囲や内容に違いがあります。取引の規模や求めるコンプライアンス基準などに応じてサービスを選びましょう。

より信頼度の高い調査結果が欲しい場合は、全国紙・地方紙の新聞記事や官公庁からの情報をソースとしているものがおすすめです。サービスによっては、警察関連情報をソースに含んでいるものもあります。

ただし、情報の範囲が広く、精度が高くなるほど費用が高額になるため注意が必要です。自社にとって適切な調査範囲や調査内容のサービスを選びましょう。

また、正確な反社チェックを行うには、できるだけ最新の情報を参照することが求められるため、データの更新頻度が高いサービスを選ぶことをおすすめします。

スクリーニング機能の有無で選ぶ

スクリーニング機能の有無も、反社チェックツール選びの重要なポイントです。スクリーニングとは、収集した情報の中から条件に合う情報や関連性の高い情報のみに絞ることを指します。

反社チェックツールでは膨大な情報を扱うため、収集した中には関連性の低い情報も含まれるでしょう。スクリーニング機能がないと必要な情報を精査するのに時間や手間がかかり、調査業務の負担が増えてしまいます。

サービスによっては、反社チェックと無関係な記事をあらかじめデータベースから除去していたり、重要な記事に優先順位を付けていたりする場合もあります。サービスを選ぶ際は、どのような方法でスクリーニングが実施されているかもチェックしましょう。

調査にかかる時間で選ぶ

反社チェックツールは、サービスによって調査にかかる時間が異なります。データベース内の情報を自社で調査・検索する場合は、すぐに調査結果の確認が可能です。

一方、調査作業そのものを委託するサービスの場合、調査結果が届くまで数日を要することもあるでしょう。また、調査する企業の数や調査範囲の広さによっても、調査にかかる時間は変わります。

できるだけ早く調査結果が欲しい場合は、調査にかかる時間もチェックしましょう。

API連携できるかで選ぶ

営業部門での活用など、チェックしたい企業数が多い場合は顧客管理システムなどとAPI連携できるものがおすすめです。

とくに、新規顧客を獲得した際に行う反社チェックは複数部門が絡んでいることもあり、膨大な手間と労力がかかります。API連携できるサービスにすることで、複雑な反社チェック業務を効率化できるでしょう。

これにより契約もスムーズに進められるようになり、機会損失の防止にもつながります。

サポートの有無で選ぶ

反社チェックツールを選ぶ際は、サポート体制もチェックしましょう。サポート体制が充実しているサービスなら、同一性確認のコンサルサポートや犯罪歴・滞納歴など他のリスクの有無に関する調査サポートなども受けられます。

反社チェックでは、同名の企業・人物がヒットする場合もあるでしょう。その場合、反社会的勢力かどうか特定するために、情報の深掘り調査が必要です。同一性確認のコンサルサポートが受けられるサービスであれば、このような場合も対応できます。

電話・メール・Webからの問い合わせなど、幅広い窓口に対応しているサービスならトラブル発生時も相談しやすいでしょう。窓口の営業時間も併せてチェックしておくと安心です。

反社チェックツール・サービスおすすめ13選比較

ここでは、おすすめの反社チェックツール・サービスを紹介します。

1.Sansan

Sansanは、名刺などからデータ化した顧客情報を自動でリスクデータベースと照合できる反社チェックツールです。Refinitiv社とKYCC社が提供する2つのリスクデータベースを元に、取引リスクを検知します。

メール署名取り込み機能も搭載しており、メールのやりとりのみでまだ正式に取引していない相手のリスクチェックも可能です。さらに、過去にリスクが発見されなかった企業も、一括リスクチェックで最新のデータベースとのリスク照合ができます。

提供元Sansan株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入実績利用企業9,000社(※2024年2月時点)
機能・特徴自動スクリーニング/メール署名取り込み/一括リスクチェック/リスク検索
URL公式サイト

2.RISK EYES

RISK EYESは、企業名や人名を入力するだけで簡単に検索できる反社チェックツールです。同系記事をまとめて表示するため、チェック作業を効率的に進められます。

前回チェックした日付が自動で記録され、差分検索が可能です。さらに、AIを活用した自動スクリーニングも行え、関連性の低い記事を排除して調査を進められます。

提供元ソーシャルワイヤー株式会社
初期費用無料
料金プラン
  • 検索費用:330円(税込)/検索
  • 最低利用料金:16,500円(税込)/月
機能・特徴企業名・人名を入れるだけの簡単検索/同系記事をまとめて表示/自動で差分検索/AIを活用した自動スクリーニング
URL公式サイト

3.RoboRoboコンプライアンスチェック

RoboRoboコンプライアンスチェックは、SBI証券監修の反社チェックツールです。調査対象の企業や個人名をExcelでまとめ、ドラッグ&ドロップでアップロードするだけで一度にすべての取引先を登録できます。また、CRM・SFAとのAPI連携も可能です。

調査は対象となる企業や個人を選択し、調査開始ボタンをクリックするだけで自動的に進められます。さらに、インターネット記事と新聞記事の同時検索ができ、検索作業の大幅な効率化が可能です。

提供元オープンアソシエイツ株式会社
初期費用無料
料金プラン

【インターネット記事検索】

  • 検索数1件〜/月:従量課金
  • 検索数〜100件/月:20,000円/月
  • 検索数〜300件/月:54,000円/月
  • 検索数〜500件/月:80,000円/月
  • 検索数〜700件/月:98,000円/月
  • 検索数〜1,000件/月:12万円/月

【インターネット記事 & 新聞記事まとめて検索】

  • 検索数〜100件/月:30,000円/月
  • 検索数〜300件/月:84,000円/月
  • 検索数〜500件/月:13万円/月
  • 検索数〜700件/月:16万8000円/月
  • 検索数〜1,000件/月:22万円/月
導入実績導入企業5,000社以上(※2024年2月時点)
機能・特徴調査対象の一括登録/自動検索/注目度機能/API連携/新聞記事同時検索
URL公式サイト

4.反社チェックヒートマップ

反社チェックヒートマップは、反社チェック・コンプライアンスチェック・与信判断指標をまとめてできるツールです。リスクの高さをヒートマップ形式で表示します。

収集するインターネット記事はAIと人の手で精査されており、信憑性の高い記事のみを扱っているのが特徴です。また、過去10年分の新聞約50紙から120ワードの記事検索が可能です。企業情報やコンプライアンス情報など、はスマートフォンでも検索・参照できます。

提供元リスクモンスター株式会社
初期費用入会金:33,000円(税込)
料金プラン22,000円(税込)/月
導入実績法人会員数7,290(※2023年6月末日現在)¥
機能・特徴リスクの高さをヒートマップ形式で表示/反社ワード記事検索/AIと人の手による記事の精査/スマホ検索
URL公式サイト

5.RiskAnalyze

RiskAnalyzeは、Web上で簡単に利用できる反社チェックツールです。約700カ所から取得したリスク情報を活用した反社チェックが可能で、500万件に及ぶ海外リスク情報も参照できます。

入力された文字の異体字や、掛け合わせ検索キーワードを用いた検索結果も表示するオートサーチ機能を搭載しているため、調査の抜け漏れを防げるのも特徴です。また、IDマネージャー機能で人ごとの利用状況も管理できます。

提供元KYCコンサルティング株式会社
初期費用無料
料金プラン
  • 基本料金:6,600円(税込)/年
  • データベース利用料:従量課金制
機能・特徴約700カ所からリスク情報を取得/海外リスク情報も保有/オートサーチ機能/IDマネージャー機能
URL公式サイト

6.反社DB 即時検索システム

反社DB即時検索システムは、警察関連情報も検索できる反社チェックツールです。新聞記事やWeb検索だけでは網羅しきれない情報も保有しており、多角的で信頼性の高い調査結果が得られます。

電話なら基本無料で、反社チェックに引っかかった場合の危機管理対応の相談や、危機管理の専門家による精査・同一性確認などのサポートが受けられるのも特徴です。

提供元日本信用情報サービス株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入実績年間検索件数780万件以上
機能・特徴警察関連情報も保有/約500万件の海外情報も検索可能/電話なら基本無料のコンサルサポート/あいまい検索
URL公式サイト

7.Gチェッカー

Gチェッカーは、約150の新聞・雑誌から検索できる反社チェックツールです。最大50件の企業・人物をまとめて検索でき、効率的に反社チェック業務を進められます。

一般的に使用される検索キーワードはあらかじめ設定されており、カスタマイズも可能です。また、検索式は保存できるため、誰がいつ行っても同じ検索品質を保持できます。さらに、検索結果はレポート形式での表示が可能です。

提供元株式会社ジー・サーチ
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • 検索料金:165円(税込)/件
  • 情報出力料金:従量課金制
機能・特徴まとめて検索/検索式保存/検索結果はレポート形式で表示可能/約150紙誌の新聞・雑誌から検索
URL公式サイト

8.日経リスク&コンプライアンス

日経リスク&コンプライアンスは、国内外の取引先のコンプライアンスリスクを特定できる反社チェックツールです。50紙以上のメディアや20以上の⾏政処分情報、Web上の風評・グレー情報などによって網羅的にリスク調査が行えます。

⽂意解析技術により、関連性の高い情報の特定も可能です。さらに、グローバルなPEPs情報や親族関係者情報、各国制裁・公的リスト、要注意⼈物なども保有しており、ウォッチリストスクリーニングも行えます。

提供元株式会社日本経済新聞社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴メディア情報・公的リスト・Web情報を網羅/⽂意解析技術/ウォッチリストスクリーニング
URL公式サイト

9.minuku

minukuは、専門家監修のデータベースから検索できる反社チェックサービスです。CSVやExcel形式の調査対象リストを送付すれば、一括で反社チェックを行えます。

WEB上で反社会的勢力データベースにアクセスできる検索システムの利用や、既存システムとAPI連携した反社チェック機能の搭載も可能です。さらに、RPAシステムを使ってGoogleなどの検索結果の収集もできます。

提供元株式会社セナード
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴一括検索システム/API連携/RPAシステムの活用/詳細調査レポート
URL公式サイト

10.アラームボックス パワーサーチ

アラームボックスパワーサーチは、反社チェックを含めた与信調査が行えるツールです。反社会的勢力に関する独自のデータベースを保有しており、公になっていない情報も調査できます。また、新聞記事とWeb情報の検索も可能です。

反社チェックの検査結果が「情報あり」となった場合に、本人かどうか特定する独自の本人確率機能を搭載しています。本人確率を5段階で表示するので、検査結果の選別や内容の確認作業を行う際に便利です。

提供元アラームボックス株式会社
初期費用無料
料金プラン
  • ライトプラン:3,300円(税込)/月
  • ビジネスプラン:8,250円(税込)/月
  • エンタープライズプラン:55,000円(税込)/月
機能・特徴独自の専門調査会社情報/新聞記事検索/Web情報検索/本人確率機能
URL公式サイト

11.DQ 反社チェック

DQ反社チェックは、初期費用・月額費用がかからず、調査費用のみで利用できる反社チェックサービスです。簡易的なチェックから、プロによる詳細チェックまで対応できる幅広いプランを展開しています。

調査結果はレポート形式で納品されるので、報告の際に便利です。また、犯罪歴・訴訟歴・破産歴・風評調査などと組み合わせた調査のカスタマイズもできます。

提供元株式会社ディークエストホールディングス
初期費用無料
料金プラン
  • Lite:300円/件
  • 一括調査:500円/件
  • リスク検索サービス:2,500円~/件
  • 健全性調査:要問い合わせ
  • 海外調査:10,000円~/件
機能・特徴調査レポート/犯罪歴・訴訟歴・破産歴・風評調査などと組み合わせたカスタマイズ調査も可能
URL公式サイト

12.反社チェッカー

反社チェッカーは、審査なしで登録後すぐに利用できる反社チェックツールです。独自のデータベースを保有しており、過去のテレビ・新聞・Webニュース記事からも検索できます。

月々の料金は定額制で、どれだけ利用しても同じ料金です。さらに、無料でWebニュース記事の検索ができるフリープランもあるので、簡易的に反社チェックをしたい企業におすすめです。

提供元PRBASE PTE. LTD.
初期費用無料
料金プラン
  • フリー:無料
  • スタンダード:11,000円(税込)/月
機能・特徴反社即チェック/審査なしですぐに利用可能/独自データベースを保有/過去のテレビ・新聞・Webニュース記事も検索可能
URL公式サイト

13.日経テレコン

日経テレコンは、反社チェックツールとしても使用できるビジネスデータベースサービスです。500以上のメディア情報や150万社以上の企業情報、550業種の業界レポートなどを保有しており、最大50件の一括検索も行えます。

クリッピングとメール配信機能により、新着記事のチェックも効率的に行えるのが特徴です。また、スマートフォンアプリも展開しているので、スキマ時間のメディアチェックにも活用できます。

提供元株式会社日本経済新聞社
初期費用17,600円(税込)〜(基本料金2ヶ月分)
料金プラン
  • 月額基本料金:8,800円(税込)〜/月
  • 情報利用料金:5円〜
導入実績利用企業のべ1万社以上(※2024年2月時点)
機能・特徴ナビ型記事検索/スクリーニング/クリップメール機能/スマートフォンアプリ
URL公式サイト

反社チェックツールのメリット

反社チェックツールを導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、反社チェックツールのメリットについて解説します。

反社チェックにかかる業務負担を軽減できる

反社チェックツールを利用すれば、反社チェックにかかる業務負担を大幅に軽減できます。新聞記事・インターネット記事・公的データベースなどの膨大な情報から一括検索が行えるため、効率的に作業を進められるでしょう。

スクリーニング機能を搭載したツールなら、関連性の低い記事やデータを自動で削除できます。また、データベースは常に最新のデータに更新されるため、既存取引先の定期調査の際も便利です。

コンプライアンス遵守につながる

反社チェックツールには信頼性の高いデータベースが保有されているため、効率よく精度の高い調査が可能です。取引前に反社会的勢力を見つけ出すことができ、コンプライアンス遵守につながります。

反社会的勢力との取引が発覚すると、取引の停止や銀行からの融資停止、上場廃止といったさまざまなリスクを背負うことになるでしょう。これらの事態は反社会的勢力と知らずに取引をしてしまった場合でも起こるため、企業は対策しなければなりません。

昨今の反社会的勢力は巧妙化しており、気が付かないまま取引してしまう恐れもあるでしょう。そのため、反社チェックツールで取引先を精査することが大切です。

反社チェックツールの料金相場

反社チェックツールの料金形式は、主に月額定額制と従量課金制の2種類があります。それぞれ相場は以下の通りです。

料金形式相場
月額定額制3,000〜15,000円
従量課金制200〜300円/件

一般的に、データベースの情報量が多く、機能が充実しているものほど高額になる傾向があります。求める機能やサポート体制を考慮しながら、自社に最適なツールを選びましょう。

反社チェックツールを活用する際の注意点

反社チェックツールを効果的に活用するには、いくつかの注意すべきポイントがあります。ここでは、具体的にどのような点に注意が必要かを見ていきましょう。

最終的な判断は人が行う

反社チェックツールは調査を効率化しますが、検索結果の過信は厳禁です。例えば、検索したキーワードと似た言葉を含む内容や、重複した内容がヒットしてしまう場合もあります。また、同名の企業や人名が表示される場合もあるでしょう。

さらに、作業過程で思わぬミスをしている場合も考えられるため、最終的な判断は人の手で行うことが重要です。

契約後も定期的に反社チェックを行う

契約時には反社会的勢力と関わりのなかった取引先企業でも、取引を続ける中で関わりを持ってしまうことも考えられます。したがって、反社チェックは新規契約の前だけではなく、契約後も定期的に行うことが大切です。

製品によっては、前回チェックした日付を記録して増えたデータの分だけ検索できる差分検索ができるものや、既存取引先を一括検索できるものもあります。既存の取引先も定期的に反社チェックを行い、反社リスクを軽減させましょう。

おすすめ反社チェックツールを比較し最適な製品を導入しよう

反社チェックは、健全な企業経営を行うために欠かせません。効率的に調査を進めるには、反社チェックツールを活用するのがおすすめです。ツールやサービスごとに特徴は異なるため、自社に合った製品を導入しましょう。

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ビズクロ編集部
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