eラーニングシステムおすすめ16選を比較|個人・法人向けや選び方を解説
社員教育や個人のスキル向上に役立つ「eラーニング」。インターネットの普及に伴い、さまざまな種類のシステムが開発され、導入企業も増加しています。本記事では、eラーニングシステムのおすすめ16選を比較し、メリット・デメリットなどとあわせて紹介します。
目次
eラーニングシステムとは?
eラーニングシステムとは、スマホ・タブレット・PCなどの電子端末を利用して、オンライン上で学習できるシステムです。インターネット環境さえあれば時間や場所を選ばずに学習できる点が特徴で、新人教育や社員研修などにeラーニングシステムを取り入れる企業が増えています。
これまで研修を行うとなれば大きな会場に社員を集める必要があったため、手間やコストがかかり研修内容が画一的であるため、習熟度に個人差が生じていました。しかし、eラーニングシステムであれば、時間や場所にとらわれず人によって学習する内容をカスタマイズできます。そのため、研修のデメリットを解消してくれるとして必要性が高まっています。
eラーニングと集合研修の違い
eラーニングシステムと集合研修では、以下の表のような違いがあります。そのため、それぞれの特徴を理解したうえで、目的に適した方法の選択が大切です。
eラーニングシステム | 集合研修 | |
時間 | いつでも受講できるため、自分のペースで学習を進められる。研修会場への移動時間を削減することも可能。 | 決まった日時でしか参加できず、研修会場への移動時間が必要。 |
場所 | インターネット環境があればどこでも参加できる。 | 参加人数に応じた規模の会場を確保しなければならない。 |
コスト | システム利用料やコンテンツ費のみ発生。会場・参加者の交通費・資料などは必要ないため、コストは比較的安く抑えられる。 | 会場・参加者の交通費・資料などのコストが発生する。会場の規模や参加者数によっては、大幅なコストが割かれるケースもある。 |
講師 | 不要もしくは動画出演のみ。リアルタイムで講演するわけではないため、高い講師能力・スキルも必要ない。 | リアルタイムで講演するため、高い講師能力・スキルが必要。 |
eラーニングシステムの主な機能
eラーニングシステムの主な機能は以下の通りです。
- インプット/アウトプット学習
- コミュニケーション機能(質問やディスカッションなど)
- 受講者管理
- 進捗・スケジュール管理
- 講座管理(教材・コース・テストの作成など)
受講者は、ライブ配信・動画教材・電子テキストなどによるインプット学習や、システム上でテストを受けたりレポートを提出したりするアウトプット学習を受けられます。学習内容に対する質問やディスカッションなどができるコミュニケーション機能は、より理解を深めるのに役立つでしょう。
管理者には、受講者の詳細を把握したりグループを作成したりする受講者管理や、進捗状況や受講させる日程を組む進捗・スケジュール管理など、さまざまな管理機能が搭載されています。
独自の教材・コース・テストを作成することもできるため、自社に最適な学習プログラムの構築が可能です。
eラーニングシステムの選び方
eラーニングシステムを選ぶ際には、4つのポイントを確認しましょう。
- 利用する規模・目的にあっているか
- 提供形態が自社に適しているか
- 自社仕様にカスタマイズできるか
- PCだけではなくモバイル端末にも対応しているか
利用する規模・目的にあっているか
eラーニングシステムは、利用する規模や目的にあわせた選択が大切です。利用人数・教材の種類・搭載機能などによって、利用料金は変動します。
たとえば、1IDごとに課金される従量課金制と人数無制限の定額制がある場合、利用人数が少なければ従量課金制を、利用人数が多ければ定額制を選ぶことでコストを抑えられます。
また、独自の教材を作成・追加するのに料金が発生するシステムもあるため、既存教材のみで十分か、独自の教材を準備するとコストがどれくらいかかるかなどを確認しておきましょう。
提供形態が自社に適しているか
eラーニングシステムの提供形態には、「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があります。
クラウド型は、クラウド上に構築されたサーバーにアクセスして利用するため、インターネット環境さえあればどこでも学習できます。オンプレミス型に比べて導入コストを抑えられる点も魅力です。
一方でオンプレミス型は、社内に物理的なサーバーを構築するため、社内ネットワークからしか学習できません。システムの保守や管理も自社で行う必要があるため、手間やコストがかかるものの、アクセスできるのは社内ネットワークからだけなのでセキュリティ性に優れている点が特徴です。
利便性が高く手間やコストを最小限に抑えたい場合はクラウド型、高いセキュリティ性を求める場合はオンプレミス型がおすすめです。
自社仕様にカスタマイズできるか
eラーニングシステムで質の高い学習プログラムを構築するには、独自の教材を作成・追加したり、受講者の反応を見ながら教材やコースを修正したりする必要があります。そのため、自社仕様にカスタマイズしやすいかを確認しておきましょう。
具体的には、教材の入れ替えやテスト形式の変更にはどのような段階を踏む必要があるか、変更するにはコストがかかるのかということです。
カスタマイズ性に欠けたものは、質の高い学習プログラムを構築できないだけでなく、システムの利用が定着しない可能性もあるため導入前に必ず確認しましょう。
PCだけではなくモバイル端末にも対応しているか
eラーニングシステムの多くは、スマホ・タブレット・PCに対応していますが、一部PCしか対応していないシステムもあります。そのため、eラーニングシステムがモバイル端末に対応しているかも必ず確認しましょう。
モバイル端末に対応している場合、自宅や外出先でのスキマ時間でも手軽に学習できます。PCのみ対応しているものと比べると利便性に大きな差が生じるため、PCだけでなくスマホ・タブレットといったモバイル端末にも対応しているシステムがおすすめです。
eラーニングシステムおすすめ16選比較
eラーニングシステムは複数の企業が提供しているため、どれを選択すればいいかわからない方も多いはずです。ここでは、おすすめのeラーニングシステム16選を紹介します。
LearnO
LearnOは、700社以上・35万人以上が利用しているeラーニングシステムです。開発・提供から10年以上の実績があり、蓄積された利用データをもとに機能や管理画面など、これまで744回ものアップデートが繰り返されています。
セキュリティ事故が1度も起こっていないという、セキュリティ性の高さも魅力です。
提供元 | Mogic株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | eラーニング格安プラン(1~5000ユーザー):5,390~35万9,920円(税込)/月 eラーニング標準プラン(1~5000人ユーザー):21,780~64万,420円(税込)/月 ※ユーザー数に応じて変動 eラーニング開発プラン:要問い合わせ |
導入実績 | 700社以上(※2021年時点) |
機能・特徴 | 動画の配信・受講、スライドの配信・受講、受講者のグループ管理、学習者へのメール配信、CSVでの一括登録・削除・変更、CSVでのログデータ取得、選べるデザイン、ロゴ設定、英語切り替えなど |
URL | 公式サイト |
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SpeedLMSは、導入社数500社を超えるeラーニングシステムです。誰でも簡単で直感的に操作できるデザイン・設計が採用されています。
個人情報・機密情報保護の観点から開発やデータセンターが日本国内にあるなど、セキュリティ対策が充実している点も魅力です。
提供元 | 株式会社ITBee |
初期費用 | フリープラン・スタンダードプラン共通:無料 Proプラン:30万0,000円~ |
料金プラン | フリープラン:無料 スタンダードプラン:10,000円~/月 Proプラン:30,000円~/月 |
導入実績 | 500社以上(※2023年07月時点) |
機能・特徴 | 進捗管理、利用状況管理、動画エンコード機能、動画配信、テスト配信・合否判定、ワークシート、アンケート配信、Excelコース登録システム、コース一覧表示、コース検索機能、お知らせ表示、セキュリティ設定など |
URL | 公式サイト |
セキュリオ
セキュリオは、社員の現状調査から教育・訓練まで行える情報セキュリティ教育に特化したeラーニングシステムです。導入社数は1,300社以上の実績で、社内のセキュリティレベル向上に役立ちます。
eラーニング機能では70種類以上の教材を無料で利用でき、独自の教材を追加できる点も魅力です。
提供元 | LRM株式会社 |
初期費用 | 11万0,000円(税込) |
料金プラン | ■50ユーザー以下
■60ユーザー以上
|
導入実績 | 1,300社以上(※2023年07月時点) |
機能・特徴 | eラーニング、セキュリティアウェアネス、標的型攻撃メール訓練、社内アンケート、ニュースなど |
URL | 公式サイト |
KnowledgeC@fe
KnowledgeC@feは、研修の効果を高めるノウハウや検収運営業務の経験をもとに開発されたeラーニングシステムです。独自教材も作成できますが、既存コンテンツが2,900以上もあります。
eラーニングだけでなく、集合研修や社内勉強会の管理としての活用もできる点がメリットです。
提供元 | 株式会社富士通ラーニングメディア |
初期費用 | 初期設定サービス:17万6,000円(税込) 導入支援サービス:要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 1,950社以上 |
機能・特徴 | モバイル端末対応、他の受講者の投稿表示、教材・テスト・アンケート作成、ファイルのアップロード、多言語対応、Web API、権限設計など |
URL | 公式サイト |
AirCourse
AirCourseは、750コース・4,500本以上の動画研修が受け放題のeラーニングシステムです。優れたUIによる直感的な操作で、独自の教材も簡単に作成・配信できます。
初期費用が無料で、機能に制限があるもののフリープランも提供されているなど、コストパフォーマンスに優れた点が魅力です。
提供元 | KIYOラーニング株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
■年払い
※ライセンス数に応じて変動 ■月払い
|
機能・特徴 | 自社オリジナルコースの作成・配信、動画研修コンテンツが受け放題、学習パスで複数コースをまとめて管理、全社・各組織で情報共有、組織やグループ単位での学習管理など |
URL | 公式サイト |
6.ひかりクラウド スマートスタディ
ひかりクラウド スマートスタディは、動画容量が無制限のeラーニングシステムです。システム上にどれだけ動画を保存や配信しても、毎月定額で利用できます。
研修頻度が少ないユーザーは「ID休止機能」を利用できるため、コストを最小限に抑えられる点も魅力です。
提供元 | 東日本電信電話株式会社 |
初期費用 |
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料金プラン |
|
機能・特徴 | ドキュメント、ビデオ、メッセージ、ドリル、レポート、ライブ、コンテンツ言語変換など |
URL | 公式サイト |
learningBOX
learningBOXは、教材・問題・テスト作成や採点・成績管理など、eラーニングに必要な機能が揃ったシステムです。専門知識がなくても、簡単な操作のみで教材・問題・テストを作成できる仕様です。
幅広い教材形式と10種類以上のテスト形式で、充実した学習プログラムの構築ができます。
提供元 | learningBOX株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
■年払い
■月払い
|
導入実績 | 1,000社以上(※2023年02月末時点) |
機能・特徴 | コンテンツ管理、ユーザー管理、成績管理、EC機能、メッセージボックス、管理機能・設定、多言語対応、API連携、コース選択など |
URL | 公式サイト |
SAKU-SAKU Testing
SAKU-SAKU Testingは、管理者の使いやすさにこだわったeラーニングシステムです。ユーザーのアクセス状況や教育担当者の使い勝手・要望をもとに開発が進められ、利用継続率は97%です。
直感的な操作で管理できるため、担当者の変更やスポット利用でも担当者の負担を軽減できます。
提供元 | 株式会社イー・コミュニケーションズ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ユーザーID数300未満:660円(税込)~/月、1IDあたり ユーザーID数300以上:330円(税込)~/月、1IDあたり |
導入実績 | 1,500社以上 |
機能・特徴 | コンテンツ、ユーザー管理、配信、受講管理、帳票出力、データ取り込みなど |
URL | 公式サイト |
playse.
playse.は、約5,000レッスン以上の豊富な教材を利用できるeラーニングシステムです。階層別研修・職種別研修・コンプライアンス研修・情報セキュリティ研修など、豊富なジャンルの教材が揃っています。
カリキュラム作成をサポートしてくれるサービスを提供している点も魅力です。
提供元 | 株式会社manebi |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | ダウンロード・インストール不要のWebシステム、全コンテンツ見放題、自社教材の簡単アップロード、トレーニングマップ、テスト・アンケート作成、レポート、受講者へのメール配信、ロゴや規約のカスタマイズなど |
URL | 公式サイト |
etudes
etudesは、約20年の人材育成ノウハウをもとに開発されたeラーニングシステムです。社内教育に必要な機能が集約されており、マニュアルがなくても利用できるUI/UXが採用されています。
独自の教材を作成することもでき、教材の企画から効果測定までトータルサポートが受けられる点も魅力です。
提供元 | アルー株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 学習、修了証、マイページ、コース検索、受講承認、コース評価、受講状況のリアルタイム更新、マルチデバイス対応、日英対応、社員情報管理、ユーザーグループ機能、柔軟な権限設定など |
URL | 公式サイト |
Cloud Campus
Cloud Campusは、ユーザー登録が無制限で定額制の料金体系を採用しているeラーニングシステムです。管理者も受講者も高度なITリテラシーがなくても簡単に操作でき、コンテンツ制作・学習データ管理・成績評価まで幅広くカバーします。
料金が定額制のため、利用規模の大きい企業におすすめです。
提供元 | 株式会社サイバー大学 |
初期費用 |
|
料金プラン | ■年払い
|
導入実績 | 230社以上(※2023年07月時点) |
機能・特徴 | 受講ステータス、Nextキャプチャー、倍速プレイヤー、スマートフォン受講、ビデオスライド視聴、テスト・アンケート回答、課題管理、スケジュール、レポート提出、ディベート投稿など |
URL | 公式サイト |
Smart Boarding
Smart Boardingは、教育研修・コンサルティングのプロが開発したeラーニングシステムです。eラーニングとオンラインライブレッスンの2つのサービスで、「動画を見ているだけで成長が見えない」といった課題を解決します。
あらゆる業界や規模の企業で導入実績がある点も魅力です。
提供元 | 株式会社FCEトレーニング・カンパニー |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | スタンダード:29,400円/月 サポートプラス:32,300円/月 |
導入実績 | 40,000アカウント以上(※2023年07月時点) |
機能・特徴 | LMS機能、自社オリジナルコース作成、E-ラーニング使い放題、オンライントレーニング受け放題、ヘルプデスクなど |
URL | 公式サイト |
Schoo for Business
Schoo for Businessは、200種類以上の研修パッケージを提供するeラーニングシステムです。階層別や職種別でさまざまな研修カリキュラムを選択できます。
365日毎日コンテンツが更新されるため、ビジネスのトレンドや世の中の変化も確認できる点が魅力です。
提供元 | 株式会社Schoo |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 1,650円(税込)/月、1IDあたり |
導入実績 | 3,000社以上(※2023年07月時点) |
機能・特徴 | 動画見放題、生放送授業への参加、オンライン集合学習機能、倍速再生、スマホ・タブレット対応、動画ダウンロード、スライド資料ダウンロード、授業検索機能、視聴履歴の管理。オリジナル研修の作成など |
URL | 公式サイト |
Progate
Progateは、プログラミングを基礎から学べるeラーニングシステムです。IT初心者がプログラミングできるまでをサポートするレッスンが豊富に提供されています。
無料プランでも一部のレッスンを受講できるため、お試し利用してから有料導入できる点も魅力です。
提供元 | 株式会社Progate |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
■プラスプラン
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導入実績 | 300万ユーザー以上(※2023年07月時点) |
機能・特徴 | スライド学習、スマホ・タブレットアプリなど |
URL | 公式サイト |
ドットインストール
ドットインストールは、プログラミング学習に特化したeラーニングシステムです。505レッスンを7,624本の動画で提供しており、すべての動画は3分以内と短いため気軽にプログラミングの学習ができます。
スマートフォンからも視聴できるため、スキマ時間も活用できる点が魅力です。
提供元 | 株式会社ドットインストール |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 無料会員:無料 プレミアム会員:1,080円(税込)/月 |
機能・特徴 | 3分動画レッスン、スマートフォン視聴、質問、仲間と実践など |
URL | 公式サイト |
Udemy Business
Udemy Businessは、現役のエンジニアやビジネスパーソンなど、実務家講師が動画講座を行うeラーニングシステムです。世界4400万ユーザーを超え、ユーザーレビューをもとに講座内容の改善が繰り返されています。
外部の学習管理システムと連携して利用できる点も魅力です。
提供元 | Udemy, Inc. |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 国内900社以上(※2023年07月時点) |
機能・特徴 | スマホ・タブレット対応、動画教材、倍速・スロー再生機能、クイズ問題・演習、Q&A機能、学習進捗管理、データ抽出、社内講座作成・登録など |
URL | 公式サイト |
eラーニングシステム導入のメリット
eラーニングシステム導入のメリットを、受講者と製作者の2つの視点でそれぞれ紹介します。
【受講者】eラーニングシステムのメリット
受講者にとってのeラーニングシステム導入のメリットは以下の2つです。
- 時間・場所を選ばずに受講できる
- スキル・レベルにあわせたカリキュラムを受けられる
時間・場所を選ばずに受講できる
eラーニングシステムは、基本的にインターネット環境と電子端末さえあれば学習できるため、時間や場所を選ばずに受講できる点がメリットです。動画教材やスライド資料はいつでも視聴・閲覧できるため、リアルタイムで研修に参加する必要もありません。
そのため、テレワークのような働き方改革にも対応可能です。このように、eラーニングシステムは時間や場所を選ばない特徴から、研修の手間やコスト削減に役立ちます。
スキル・レベルにあわせたカリキュラムを受けられる
集合研修は内容が画一的なため、既に持つ個人の知識やスキルによって習熟度に差が生じていました。しかし、eラーニングシステムでは、チームや個人ごとに独自のカリキュラムを組めるため、スキルやレベルに合わせた学習プログラムを構築できます。
また、eラーニングシステムでは同じ講座を複数回受講できるため、一度で理解できなかった場合や復習したい場合に、いつでも教材を見返せる点もメリットです。
【製作者】eラーニングシステムのメリット
製作者にとってのeラーニングシステム導入のメリットは以下の2つです。
- 受講者の管理工数が削減される
- コストの削減が見込める
受講者の管理工数が削減される
eラーニングシステムでは、受講者ごとの学習履歴や進捗状況が記録されます。そのため、システム上で「この日に○○の講座を受講させる」といった、具体的なスケジュールを組むことも可能です。
このように、eラーニングシステムではスケジュール調整・教材の配布・出席管理・進捗管理などがシステム上で完結するため、管理工数の削減にもつながります。受講が必要なタイミングで受講者へ通知する機能が搭載されたシステムもあるため、受講漏れなどの問題も回避できます。
コストの削減が見込める
集合研修を開催する場合、会場・資料・講師への依頼など、さまざまなコストが発生します。しかし、eラーニングシステムでは、会場の確保・資料作成・講師への依頼がすべて必要ないため大幅なコスト削減が可能です。
また、金銭的なコストだけでなく会場の確保・資料作成・講師への依頼・スケジュール調整にかかる担当者の負担軽減にもつながるなどメリットが多いです。
eラーニングシステム導入のデメリット
eラーニングシステム導入のデメリットを、受講者と製作者の2つの視点からそれぞれ紹介します。
【受講者】eラーニングシステムのデメリット
受講者にとってのeラーニングシステム導入のデメリットは以下の2つです。
- ネット環境が必要
- コミュニケーションが取れない
ネット環境が必要
eラーニングシステムはネット環境があることが前提なので、動画やライブ配信での講座を受講するには安定したネット環境が必要です。
ネット環境が安定していない場合、動画・ライブ配信が途切れたりスムーズに操作できなかったりするなど、受講者のストレスにつながるだけでなく、習熟度にも影響が生じる可能性があります。またネット環境が整っていない場合は、受講すらできません。
そのため、eラーニングシステム導入前には、必ずネット環境が整備されているかを確認しておきましょう。
コミュニケーションが取れない
eラーニングシステムは基本的に自己学習となり、受講する時間や場所にもばらつきがあります。近くに講師や同じ講座を受ける仲間がいれば、不明点や疑問が生まれた際すぐに相談できますが、eラーニングシステムでは難しいでしょう。
また、社外で受講する場合は監視の目がないため、受講者のモチベーションを管理できないというデメリットもあります。
そのため、質問やディスカッションなどのコミュニケーション機能が充実しているシステムや、学習状況や進捗管理を行いやすいシステムの選定が大切です。
【製作者】eラーニングシステムのデメリット
製作者にとってのeラーニングシステム導入のデメリットとして以下が挙げられます。
システムについて理解を深める必要がある
多くのeラーニングシステムでは、既存の教材だけでなく独自の教材を作成・追加できる機能が搭載されています。基本的にはIT知識がなくても操作できるようなUIが採用されていますが、使いこなすまでにはシステムについて理解しなければなりません。
また、システムを使いこなせる人材が限定されてしまえば、属人化するリスクも考えられます。そのため、操作性に優れたシステムや、導入伴走などのサポート体制が充実したシステムを見極めることが大切です。
おすすめeラーニングシステムを比較し能力向上・人材育成に役立てよう
オンライン上で学習できるeラーニングシステムは、種類によって学習できる内容・機能・料金などさまざまな要素が異なります。そのため、自社に最適なシステムを見極めなければ、余計なコストが発生してしまうかもしれません。
本記事を参考に複数のシステムを比較しながら、自社に最適なものを導入し、能力向上・人材育成に役立てましょう。
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