メルマガの効果的なバナーの作り方は?適切なサイズやデザインのコツを解説
メルマガにバナーを配置したいけれど、どのようなサイズ、デザインで作ればいいか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、効果的なバナーの作り方について、メルマガのテンプレート構成やCTAの位置なども踏まえて詳しく解説します。
目次
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バナーはどこの位置?メルマガのテンプレートの構成
メルマガ配信において、バナーの位置設定は非常に重要です。
また、レイアウトを考える際は、先にテンプレートなどについて理解を深めておくと効率よく設定ができるでしょう。ここでは、メルマガで必要不可欠なテンプレートや位置構成についてご紹介します。
(1)ヘッダー
ヘッダーとは、1番上に位置しており、すぐに視線を集めることができる箇所です。メルマガ配信にあたっては、この位置にブランドロゴやCTAなどを設置し、目立つように整えておくことが大切です。
ヘッダーでは、何のためのメルマガで、どこの企業が配信しているのかをはっきりと示さなければなりません。テンプレートを構成する場合は、ヘッダーの意味を理解し、ロゴや文章などを効果的に挿入することをおすすめします。
(2)バナー
バナーとは英語で「旗」や「のぼり」という意味であり、ページ内でも旗のような役割を果たします。企業の宣伝は、バナーを通じて行っていることが少なくありません。
メルマガ配信では、パソコンやスマートフォンなど、読む方のスマホ端末に合わせて伸縮できるツールを活用し、誰でもきれいにバナーが見えるよう整えることが大切です。
メルマガの上部に設置されているバナーの横幅は企業によって大きさが異なりますが、どのような大きさであってもしっかりと見えるようにピクセル設定がされています。おおよそ600pxを超えないような数値に設定することで、きれいにバナーを見せ、自社サイトに誘導することが可能です。
(3)挨拶文・本文
メルマガ配信では、コンテンツや商品への誘導を促すためにも、最初の挨拶文は非常に重要です。読者が最初の1文を読んで興味を持つかどうかが勝負といっても過言ではありません。
有益な情報があり、この先読み進めていくとさらによい情報が得られることを示しながら挨拶文を考えるのがポイントです。
また、各見出しも非常に重要です。文字数をあまり多くせず、魅力的な内容であることがわかるように整えましょう。見出しや導入が済んだら、本文を記載します。
ここで重要なのが、内容の簡潔さです。くどくどと記載するのではなく、欲しい情報をピンポイントで書いていくと、読者が最後まで読んでくれる可能性が高くなるでしょう。見栄えやデザイン性よりも、本文は内容のシンプルさを重視して整えることが大切です。
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(4)CTA
CTAとは「行動喚起」を意味し、ユーザーに訴求をするための画像やボタンを指します。効果的な場面で設置することで、メルマガを読んでいる読者の視線をしっかりと集めることができるでしょう。
ただし、メルマガの内容や発信したいコンテンツによっては、設置場所が異なる場合があるので注意しなければなりません。
例えば、メルマガの内容をシェアしてもらうことが目的の場合は、ソーシャルボタンを注目してほしいコンテンツの真下に設置するのがポイント。ユーザーがその後の内容を読んで飽きる可能性があることを見越すわけです。
また、記事の途中にCTAタグを挿入することで、効果的に注目してもらえるでしょう。コンテンツの真下に配置する方法は、CTAを設置する上で非常にオーソドックスです。様々な人の視線や興味を集めることができます。
場合によっては、最初に目につく箇所にCTAを設置することもあります。これは、認知度が高い場合に活用できる方法です。
基本的にCTAは、コンテンツの真下に置くことが好ましいとされていますが、認知度が高く、最初に置いてもある程度想定以上の効果や集客が得られると判断した場合には設置してもいいでしょう。
テンプレートを構成する場合は、まずは自社コンテンツの理解が大切です。コンテンツを理解し、より売り上げを伸ばそうと向きあうことで、メルマガのどこの位置に設置すればよいか判断できるようになっていきます。
(5)運営者情報/メルマガ配信停止リンク
メルマガ配信を行うときは、テンプレートの最下部に配信者や企業の情報を記載することが大切です。
企業名だけでなく、住所と連絡先、何かあった場合のサポートセンターを記載する必要があります。
また、メールマガジンの配信停止に関する案内もしっかりと記載しておきましょう。記載せずに配信したメールは、特定電子メール法違反とみなされるので注意が必要です。
最下部には基本的な情報を記載する必要がありますので、テンプレートの最後まで手を抜かないようにしなければなりません。
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効果的なメルマガのバナーの作り方
メルマガにおいて非常に重要な役割を果たすバナーは、効果的に設置することでより高い宣伝効果を発揮します。では、実際に効果的なバナーと認識してもらうためにはどのようなポイントを押さえて作成すればよいのでしょうか。
ここからは、バナーを効果的に設置するために知っておくと便利なことについて紹介します。
(1)バナーに入れる要素を洗い出す
バナーは、横断幕のようにメルマガ内に設置することができる画像で、のぼり旗のようなイメージで、大きく自社の名前やサービスなどを入れることで視界に入りやすい効果があります。
サイトの宣伝や自社についてインパクトを持たせたい場合、メルマガに挿入します。
また、ただ画像を貼るだけではありません。バナーはリンクが設置されていることが多く、バナーをクリックすることでサイトに誘導できます。
効果的にバナーに視線を移し、なおかつクリックしてもらうためには、まずはバナーのデザインを考えることが大切です。
ポイントを押さえ、的確なメッセージを入れることで、バナーとしての役割を最大限に発揮させることができるでしょう。
(2)訴求するコピーを考える
バナー製作では、キャッチコピーが非常に重要です。魅力的な文字を配列することで、読者の目に入りやすいようにできます。単に事実だけを羅列するのではなく、文字に強弱をつけ、アピールポイントをしっかりと打ち出すことが大切です。
そこで、伝えたい内容や文字の量に合わせてバナーを調整し、複数パターンを作りながら検証してみましょう。よりよいキャッチコピーを精査しながら文字を考えると、洗練されたバナーに近づけることが可能です。
また、不特定多数のユーザーに届くようにするのではなく、ピンポイントに届くようなキャッチコピーを考えるのがポイントです。ターゲット層を絞りこみ、性別や年代なども細かく絞ってから考えることで、具体的なキャッチコピーが浮かんできます。
伝えたい内容はもちろん、誰にどのようにして伝わってほしいのかを考えながら言葉を探していくことが重要です。具体性を高めると、より注目を浴びるバナーが作れるでしょう。
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(3)まずは手描きでレイアウトを考える
ターゲットやキャッチコピーを設定した後は、バナー製作が開始されます。しかし、すぐに書き出すのではなく、まずは手描きでラフを完成させてみてください。レイアウトを何通りか考え、微調整を重ねることで、洗練されたバナー製作ができます。
また、手描きでレイアウトを組む際に参考にしたいポイントは以下の通りです。
- テキストと画像を別に考える
- 複数の画像を並べてみる
画像のパターンや文字配列は、様々なパターンを作ってみることにより、比較検証しながら製作を進められます。どのような割合にすべきなのかは、実際に製作し、バランス感覚を見ながら行うことが大切です。
また、過去のバナーや他社のバナーも参考にしつつ微調整を進めていきましょう。
視線を意識してラフを構築した後は、カラーではなくモノクロでパソコンに打ち込むことをおすすめします。配色のイメージを先に持ってしまうと、先入観が邪魔をする可能性があるからです。
(4)フォントの字間の調節をする
モノクロでパソコン内にデザインを描き始めたら、まずはフォントの大きさと字間の調整を行います。
細部に該当する箇所ですが、目に入るキャッチコピーが効果的に視界に入る必要があるため、非常に重要です。
また、文字のフォントだけでなく太さを変えながら微調整していくと、協調したい部分を浮き彫りにすることができ、キャッチコピーのメリハリがつけられます。フォントや大きさが決定した後は、字間調整も必要です。
他にも、英数字と日本語の間には、不自然に空白ができる場合があります。文字数が少なかったり、英語との兼ね合いで不自然な間が生まれたりしている場合は、空間を調整して真ん中に寄るように調整してください。
不自然な間を減らし、字間やフォントの大きさの兼ね合いがうまくできれば、バナーはより洗練されていくでしょう。
(5)配色を決める
文字列やデザインが最終決定した後は、カラーを設定しましょう。
一つのバナーの中にカラフルな色味が混在した場合は、視界に留まれない可能性があります。サイトでメインに使われている色と近づけるなど、統一感のあるカラーリングで展開していくことが大切です。
また、サイトのイメージと真逆のカラーリングに設定すると、違和感を感じたり不信感を持たれる可能性があるのでご注意ください。
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メルマガのバナーの適切なサイズ
バナーは、画像を大きくし過ぎるとスマートフォンで反映できなかったり、途切れて不自然になる可能性があります。そのため、企業の宣伝効果を発揮するバナーが見切れることがないよう、サイズを調整することが必要です。
例えば、横幅は600px以内に収めることが大切です。その他、スマホのサイズごとに伸縮してくれる配信ツールを活用したり、画像をできるだけ小さく圧縮できたりするツールを活用し、負担が少なくなるようにサイズを調整してみてください。
メルマガのバナーのデザインのコツ
メルマガをデザインする場合、バナーは非常に大きな役割を担っています。ここからは、バナー製作に置いて非常に重要なコツについてご紹介します。
(1)情報はできるだけ左端に寄せる
バナーに記載したいキャッチコピーは、できるだけ左端に寄せることが重要です。
視線は左から右にむかって動くといわれており、文字を左側に設置することで、視線を自然に動かすことができます。
サービスの広告を打ち出したい場合や、しっかりと伝えたい場合には左側に寄せる法則を活用してバナーを製作するのがおすすめです。
(2)ターゲットに合わせた画像を選ぶ
画像を設置する場合、ターゲットの選定は非常に重要です。
細かく設定することで、よりピンポイントに顧客に届けられます。性別や年代だけでなく、さらに絞りこんで設定すると、より高い効果を発揮することが可能です。
(3)わかりやすさを重視する
バナーはシンプルかつ、しっかりと要点を押さえられていることが重要です。
カラー展開が豊富で文字数が多すぎるバナーだと、読者に注目してもらいづらい傾向にあるので注意しなければなりません。
(4)ボタンは必ず設置する
バナーは、リンクとしての意味合いも持っており、画像をクリックしたくなるような魅力的なキャッチコピーや画像を設定することができれば、リンク率を上げ、売り上げへの貢献につなげられます。
バナーを設置したり、メルマガ配信のためのテンプレートを組んだりする場合は、忘れないようにあらかじめフローに入れておきます。
顧客に注目してもらえるバナーを設定し、サイトへ移動するためのボタン設置を忘れてはいけません。バナーをより有効活用できるように十分調整することを心がけてください。
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コツを掴んで効果的なメルマガのバナーを作ろう
メルマガ配信において、バナーの存在が重要であることをご紹介しました。
テンプレートを作る場合は、バナーの利用価値をよく理解し、さらにデザインのコツについてポイントを押さえておくと、魅力的かつ開封率の高いメルマガへと整えることが可能です。
本記事でご紹介したバナー製作のコツを押さえて、視線を集めやすい魅力的なバナー製作を行っていきましょう。
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