【2024年最新】オンライン通訳サービス・会社おすすめ5選|料金相場を解説
日本のグローバル化促進における問題・課題点のひとつ「言葉の壁」。言語の壁を乗り越え、欧米諸国や近隣アジアへスムーズにビジネス展開するためにはどうすればよいのでしょうか。本記事では、オンライン通訳サービス・会社おすすめ5選を比較し、料金相場と合わせて詳しく解説します。
目次
オンライン通訳とは?
オンライン通訳とは、Web会議やオンラインセミナーなどにおいて、音声通話やビデオ通話を用いて遠隔で通訳を行うサービスのことです。海外の取引先との商談・海外支店との会議・外国人講師によるオンラインセミナーなど、さまざまな場面で活用されています。
ビデオ通話を用いたオンライン通訳であれば、3者間の表情を確認しながら通訳できるため、より円滑なコミュニケーションが可能です。
通訳の3つの種類
通訳には、以下3つの種類があげられます。
- 逐次通訳
- 同時通訳
- ウィスパリング通訳
それぞれの通訳方法について詳しくみていきましょう。
逐次通訳
逐次通訳とは、話者の発言の区切りごとに通訳を行う方法です。「話者→通訳者→話者→通訳者」というように、話者と通訳者が交互に発言します。
発言の区切りごとに通訳を行うため、より正確かつ詳細な通訳が可能です。そのため、商談やセミナーなど、情報を正確に伝える必要がある場面に向いています。
ただし、話者と通訳者が交互に同じ内容を発言するため、発言時間は倍となります。「会議に割ける時間が少ない」「テンポよく進めたい」といったケースには向いていないでしょう。
同時通訳
同時通訳とは、「聞く」と「訳す」をほぼ同時に行う方法です。通訳者は話者の発言をイヤホンで聞き取り、マイクを通じて通訳を行います。長時間にわたって同時通訳を依頼する場合は、通訳者の集中力を考慮し、複数の通訳者が交代しながら通訳を行うことも珍しくありません。
国際会議などの大規模な会議で活用されることが多く、リアルタイムでの通訳が可能なことから、テンポよく進めたい会議にも最適です。
ただし、通訳者には高い集中力とスキルが求められるため、対応できる通訳者は少ない傾向にあります。
ウィスパリング通訳
ウィスパリング通訳とは、通訳を必要とする人のそばでささやくように通訳を行う方法です。逐次通訳のように発言の区切りごとに通訳するケースと、同時通訳のように発言を同時に通訳するケースの2つに分かれます。
通訳が必要な人数が少ない場合や、少人数での会議などに最適です。ただし、一般的な同時通訳と同様に通訳者には高い集中力とスキルが求められるため、対応できる通訳者が少ないことが多いです。
オンライン通訳サービス・会社おすすめ5選比較
ここからは、オンライン通訳サービス・会社のおすすめ5選を紹介します。
1.ブレインウッズ株式会社
ブレインウッズ株式会社は、同時通訳・ウィスパリング・逐次通訳など、さまざまな利用目的に対応可能な通訳会社です。専属のコーディネーターが要望に沿って最適なサービスを提案してくれます。
事前ヒアリング・スピード対応・現場サポートなどの品質体制が整備されている点も魅力です。
提供元 | ブレインウッズ株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■同時通訳・逐次通訳 Sクラス
■同時通訳・逐次通訳 Aクラス
■逐次通訳 Bクラス
■逐次通訳 Cクラス
■アテンド通訳
※初回取引時の最低受注料金:55,000円(税込) |
機能・特徴 | 会議・カンファレンス、記者会見・PR、セミナー・研修、フォーラム・シンポジウム、商談・ミーティング、アテンド・視察、展示会・見本市、プロジェクトサポート、リモート通訳(オンライン通訳)など 【対応言語】英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ロシア語 |
URL | 公式サイト |
2.K’sインターナショナル株式会社
K’sインターナショナル株式会社は、会議通訳に特化しており、難易度の高い専門的な会議の通訳を得意とする通訳会社です。35か国語もの言語に対応しており、どのような言語であっても相互理解できる環境を作り出してくれます。
同時通訳、逐次通訳は10,000件以上の経験があり、実績が豊富な通訳会社です。
提供元 | K’sインターナショナル株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■同時通訳
■逐次通訳 ※難易度により変動
■観光・アテンド通訳
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導入実績 | 10,000件以上 |
機能・特徴 | 国際会議、シンポジウム、取締役会、株主総会、交渉会議、戦略会議、進捗会議、営業販売会議、技術開発会議、検証会議、設置現場、製薬、医療、医療機器関連の会議、裁判、拘置所関連、インタビューなど 【対応言語】英語、ベトナム語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語、フランス語、ヒンディー語など35か国語 |
URL | 公式サイト |
3.CLEAR Japanese Consulting LLC
CLEAR Japanese Consulting LLCは、ワシントンDCを中心にアメリカ各地で通訳実績を持つ通訳会社です。約20年間にわたり培ってきた通訳スキルで、日米の文化の違いを熟知した通訳が期待できます。必要に応じて複数の通訳や翻訳者の手配も可能です。
提供元 | CLEAR Japanese Consulting LLC |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | リモート通訳、複数の通訳、翻訳者の手配、簡易装置のレンタル、全米各地および米国外への出張など |
URL | 公式サイト |
4.WIPジャパン株式会社
WIPジャパン株式会社は、オンライン通訳サービス「予訳」を提供する通訳会社です。オンライン通訳のため、通訳者の移動時間や移動コストがかからず、通訳サービスを気軽に利用できます。
予算に合う通訳者を自社で探せるうえ、30分単位での予約が可能なため、コストを最小限に抑えられる点も魅力です。
提供元 | ワールドインテリジェンスパートナーズジャパン株式会社(WIPジャパン株式会社) |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■スポットプラン
■月額お得プラン
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機能・特徴 | オンライン通訳、セルフサービス予約、通訳者のスケジュールを直接確認など 【対応言語】英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、ミャンマー語、カンボジア語(クメール語)、ネパール語など |
URL | 公式サイト |
5.株式会社オシエテ
株式会社オシエテは、オンライン通訳サービス「OCiETe」を提供する通訳会社です。1時間単位での依頼が可能で、会議からビジネスセミナーまで、案件ごとに最適な通訳者をコーディネートしてくれます。
マイページから通訳者の検索と案件依頼が可能なため、自社で通訳者を選べる点も魅力です。
提供元 | 株式会社オシエテ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
※最小利用単位:1時間~ |
機能・特徴 | 社内会議、商談、ウェビナー、オンライン展示会、インタビュー、説明会・シンポジウム、プレゼンテーションなど 【対応言語】英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、インドネシア語など |
URL | 公式サイト |
オンライン通訳の料金相場
オンライン通訳の料金相場を以下の表にまとめました。
時間 | 料金 |
半日(3~4時間) | 20,000~90,000円程度 |
1日(8時間以内) | 35,000~20万円程度 |
スポット(1時間) | 3,000~10,000円程度 |
表からわかる通り、オンライン通訳の料金相場は3,000~20万円程度と、依頼する時間や通訳方法に応じて変動します。サービスごとに独自のプランが用意されており、自社に合った会社・プランで依頼することが大切です。
また、通訳を依頼する方法には「派遣通訳」もあげられますが、派遣通訳は通訳者を現場に派遣する交通費や宿泊費などが発生するため、オンライン通訳に比べて料金相場が高くなる傾向にあります。
そのため、コストを抑えつつ質の高い通訳を依頼したい場合は、派遣通訳よりオンライン通訳のほうがおすすめです。
オンライン通訳を導入する際の注意点
オンライン通訳を導入する際の注意点は以下の4つです。
- ネット環境・周辺機器を整備する
- 要望を詳細に伝える
- 担当者の経験・スキルを事前に確認する
- 費用はどのくらいか確認する
それぞれの注意点について、詳しく解説します。
ネット環境・周辺機器を整備する
オンライン通訳では、音声通話やビデオ通話を通じて通訳を行います。
しかし、ネット環境が整備されていない場合、接続が不安定で通信が途切れたり、周辺機器の不具合で音声が届かなかったりするなどの問題が起こる可能性があります。このような問題が起こってしまうと、会議がスムーズに進まないだけではなく、参加者にストレスを与えかねません。
そのため、音声通話やビデオ通話が安定して行えるネット環境やマイク・イヤホンなどの周辺機器を事前に整備しておきましょう。
要望を詳細に伝える
要望を詳細に伝えていないと、「同時通訳をしてもらえると思っていたのに、当日確認したら逐次通訳しか対応できないといわれた」などの問題が起こりかねません。
また、「もしかすると複数言語の通訳をお願いする可能性がある」といった場合は、依頼する可能性のある言語を事前に伝えておくことで、複数言語の通訳が可能な通訳者に担当してもらえます。
このように、通訳会社に依頼する際には、目的・通訳方法・言語・地域など、自社の要望を詳細に伝えておきましょう。そうすることで、より最適な通訳者を選ぶことが可能です。
担当者の経験・スキルを事前に確認する
オンライン通訳を依頼したものの、担当者のスキルが不足しており、十分な商談が行えなかったといった事態を回避するためにも、担当者の経験やスキルは事前に確認しましょう。
特に、医療関係や法律関係などをはじめとする専門用語を頻繁に使う業界・業種では、担当者に高い通訳スキルが求められます。同業界で働いた経験のある通訳者であれば、よりスムーズかつ正確な通訳が期待できます。
通訳会社によっては通訳者ごとに経験やスキルを確認できるため、事前に通訳者の経験・スキルを確認するか、通訳会社にどのような経験・スキルを持った通訳者が必要かを伝えておくとよいでしょう。
費用はどのくらいか確認する
オンライン通訳を依頼する際の費用は、通訳時間・通訳方法・言語・利用目的などの要素によって異なります。そのため、費用が予算に見合っているのか、負担は大きくなりすぎないかなどを事前に確認することが大切です。
また、他社に比べて費用が大幅に安い場合、サービス内容に制限があることも考えられるため、本当に自社が必要とするサービスが受けられるかを確認しましょう。費用が安くても、必要なサービスが受けられなければ意味がありません。
費用感と含まれているサービス内容を照らし合わせながら、1社だけではなく複数の通訳会社を比較し、自社に最適な通訳会社を選定しましょう。
オンライン通訳を導入し企業のグローバル化を加速させよう
オンライン通訳を導入することで、海外の取引先や支店とのコミュニケーションの円滑化が期待できます。オンライン通訳の活用によって、海外への事業展開も実現へと近づくでしょう。
ただし、オンライン通訳会社や提供されているプランはさまざまです。そのため、自社に最適なオンライン通訳会社・サービスを見極め、企業のグローバル化を加速させましょう。
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