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アクセス解析でどこまでわかる?得られた情報の活用方法やおすすめの無料ツール

2024/10/25 2024/10/25

Web・アクセス解析ツール

アクセス解析はどこまで

Webサイトを訪れたユーザーの属性や行動を分析する「アクセス解析」。サイトの改善やマーケティング活動に必要な情報を抽出できるため、既に取り組んでいるサイト運営者も多いのではないでしょうか。本記事では、アクセス解析を行うことでどこまでわかるのかを、情報の活用方法などと併せて解説します。

アクセス解析とは?

アクセス解析とは、Webサイトを訪れたユーザーがどのような属性を持ち、どのような行動をとっているかを分析する手法です。専用のツールを使うことで、ページの閲覧数や滞在時間、どこから訪れたかといったデータを取得し、サイト運営の改善に役立てることができます。

具体的なデータを把握することで、ユーザーのニーズに合ったコンテンツの提供やサービス向上につながります。アクセス解析は、効果的なマーケティング戦略を立てるために欠かせない要素なのです。

アクセス解析とは?目的や改善に向けた流れ・おすすめのツールを簡単に解説

アクセス解析の目的

アクセス解析の目的は、Webサイトのコンバージョン率(CV数)に影響を与える課題を見つけることです。コンバージョンとは、購入や問い合わせといったサイトの目標をユーザーが達成することを指します。

アクセス解析を行うとユーザーがどのページに長く滞在し、どのページで離脱しているのかなどを把握することができるため、サイト改善のヒントを得られます。ユーザーの行動をより深く理解し、成果を上げるための最適な対策を講じるためにも、アクセス解析は重要です。

【2024年最新】アクセス解析ツール10選を比較|有料・無料製品や主な種類を紹介

アクセス解析はどこまでわかる?

アクセス解析では、ユーザーがどのページを訪れたのか、どれくらいの時間を過ごしたのかなど、多くの情報がわかります。具体的に何がわかるのかを個別に見ていきましょう。

ユーザー属性

アクセス解析を利用することで、ユーザーの年齢や性別、アクセスした時間帯、さらにどの国や地域からアクセスしているかといった属性情報を把握できます。

つまり、ターゲットとしているユーザー層がどの程度サイトにアクセスしているかを確認できるため、マーケティング戦略の改善に役立ちます。ユーザー属性を理解することは、より効果的なコンテンツの提供や、時間帯に合わせた広告配信など、最適な施策を講じるための根拠を見つけることにつながるのです。

セッション数

セッションとは、ユーザーがWebサイトに訪問してから離脱するまでの一連の行動のことです。この数をカウントすることで、サイトの利用状況や人気のあるページを把握できます。

また、セッション数の中でも新規セッション数は、初めてそのサイトを訪れたユーザーの割合を示します。これらの数値はアクセス解析ツールを使って計測することができ、サイトのパフォーマンス改善に役立てることが可能です。

ページビュー数(PV)

ページビュー数(PV)とは、ユーザーがWebサイト内のページを閲覧した回数のことです。1ユーザーが複数のページを訪れた場合、訪問ごとにページビューがカウントされます。

ページビュー数は、サイトの人気度やコンテンツの閲覧状況を把握するための重要な指標です。アクセス解析ツールを使って、どのページがよく見られているのか、ユーザーの興味がどこにあるのかを確認することで、サイト運営の改善に役立つでしょう。

ユニークユーザー数(UU)

ユニークユーザー数(UU)とは、一定期間内にWebサイトを訪れた重複しないユーザーの数を指します。つまり、同じユーザーが複数回訪問しても、ユニークユーザー数としては1回とカウントされるのです。

サイトの訪問者の実数を把握し、リピーターと新規訪問者の割合を理解するために、ユニークユーザー数は欠かせません。アクセス解析ツールを使えば、ユーザーの実際の訪問数を正確に計測でき、サイトの集客力や人気度を評価するために役立つのです。

平均セッション時間

平均セッション時間とは、ユーザーがWebサイトに滞在した平均時間のことです。これは、すべてのセッションの合計時間をセッション数で割ることで算出されます。平均セッション時間が長いほど、ユーザーがサイト内のコンテンツに興味を持ち、しっかりと閲覧していると見なすことができます。

平均セッション時間は、サイトの使いやすさやコンテンツの質を評価するうえで重要な指標であり、改善すべきポイントを見つける手助けになります。

直帰率

直帰率とは、ユーザーがWebサイトの最初のページだけを閲覧してすぐに離脱した割合を指します。これは、全セッションのうち、1ページのみで終了したセッション数を計測することで算出可能です。

直帰率が高い場合、コンテンツが期待に沿わない可能性や、ユーザーのニーズに合っていない可能性が考えられるでしょう。また、ページの読み込み速度が遅い、ナビゲーションがわかりにくいといった理由でも直帰率が上がることがあります。サイト改善のためには、直帰率の把握が欠かせません。

アクセス環境

アクセス解析を行うと、ユーザーが使用しているOSやブラウザ、さらにはデバイスの種類(PC、スマホ、タブレットなど)も把握できます。これらの情報を基に、どの環境から多くアクセスされているかを確認し、サイトの最適化を行うことが可能です。

例えば、特定のブラウザで表示が崩れていないか、モバイル対応が十分かといった点を見直すきっかけになるでしょう。ユーザーのアクセス環境に合わせた改善は、より快適なサイト利用を提供するために重要です。

離脱ページ

アクセス解析では、ユーザーが最後に訪れたページ、いわゆる「離脱ページ」も把握可能です。離脱ページを分析することで、ユーザーがどのページでサイトを去ったのかを把握することができ、コンテンツの改善やナビゲーションの見直しに役立てることができます。

特定のページからの離脱が多い場合、そのページの内容や構造に問題がある可能性があるため、ユーザーが次の行動に進めるような改善が必要となります。サイトの離脱率を下げることで、コンバージョン率の改善にもつながるでしょう。

流入経路

ユーザーがどの経路でサイトに訪れたか、つまり流入経路もアクセス解析によって把握できます。オーガニック検索(自然検索)からの流入か、他サイトからのリンク経由か、また、どのキーワード(KW)で流入したのかも確認可能です。

これらの情報に基づいて効果的に機能している流入経路の対策を強化するなど、訪問者を増やすための戦略を立てることができます。流入経路の分析は、マーケティングやSEO施策の改善に欠かせない重要な指標といえるのです。

アクセス解析でわかることとは?解析する際のポイントやデータを有効活用する方法

アクセス解析で得られた情報の活用方法

アクセス解析で得られた情報は、サイト改善やマーケティング施策の最適化に役立ちます。具体的な活用方法について詳しく見ていきましょう。

閲覧・CV数の高いページの強化

閲覧数やコンバージョン数(CV数)の高いページは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツが含まれていると考えられるため、さらに充実させることで効果を強化できます。

具体的には、関連情報の追加や最新のデータへの更新、わかりやすい画像や動画を組み込むことなどが挙げられます。ユーザーが求める情報を的確に提供し、ページの滞在時間や再訪を促すことで、さらに多くの成果を上げることができるでしょう。

離脱率・直帰率が高いページの改善

離脱率や直帰率が高いページは、ユーザーが期待した情報を得られず、すぐにサイトを離れていることの表れです。こうしたページについては、内容をユーザーのニーズに合わせる必要があります。

具体例としては、コンテンツの充実、わかりやすいナビゲーションの設置、読み込み速度の向上などがあります。また、目立つ場所に行動を促すボタン(CTA)を設置し、次のページや申し込みなどへの誘導を強化することで、ユーザーの離脱を防ぐことにつながるでしょう。

アクセス解析におすすめの無料ツール

アクセス解析を行うにあたっては、無料で使える便利なツールが多数存在します。個別に紹介しましょう。

Google アナリティクス

Google アナリティクスは、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。幅広いデータの収集や解析ができるため、サイト改善のために必須のツールだといえます。サイト全体や各ページのPVやUU、どのページからの訪問なのかを解析できるほか、ユーザーがサイト内でたどった経路、デバイスの種類も判別可能です。

Google公式ツールのため信頼性が高く、多くのWebサイトで使用されているため、活用方法などの情報をネット上で簡単に調べられることもメリットです。機械学習も導入されているため、ECサイトなどでは過去のデータから将来の予測ができる点も便利でしょう。

提供元Google LLC
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • 無料コース:無料
  • 有料コース:要問い合わせ
機能・特徴顧客重視の測定を活用、優れた自動インサイトを取得して投資収益率を向上、Googleのさまざまな広告ツールとパブリッシャー ツールの連携など
URL公式サイト

Google サーチコンソール

Google サーチコンソールは、Google アナリティクスと同様、Googleが提供している分析ツールです。Google サーチコンソールではユーザーがキーワードで検索した結果がどのように表示されたかという、実際にサイトにたどり着く前のデータを取得できます。

Google サーチコンソールでは検索に使用されたキーワードのデータを確認できるため、SEO対策の効果を検証し、改善点を見つけるために役立ちます。また、他サイトからのリンクを確認することもできるため、自社サイトがどのように紹介されているかなども参考にすることができるでしょう。

提供元Google LLC
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴検索アナリティクスでコンテンツを最適化、AMPステータス レポート、Webに関する主な指標レポート、リッチリザルト レポートなど
URL公式サイト

User Local

User Localは、日本製のアクセス解析ツールで、直感的に使えるインターフェースが特徴です。サンプリングすることなくすべてのアクセスデータを計測するため、精度の高い分析結果を得ることができます。また、現時点でサイトにアクセスしているユーザーのデータをリアルタイムで確認することも可能です。

有料の企業向け高機能ツールもあるため、まずは無料版を利用し、使い勝手などを確認してみると良いでしょう。

提供元株式会社ユーザーローカル
初期費用無料
料金プラン無料
導入実績4,000以上
機能・特徴シンプルな分析と項目、サンプリングなしの全データ計測、リアルタイムデータを提供、端末やブラウザ分析など
URL公式サイト

アクセス解析でどこまでわかるかを理解しサイトの改善に役立てよう

アクセス解析を活用すれば、ユーザーの属性や行動、流入経路など、多くの情報を把握できます。これらのデータを基に人気ページの強化や直帰率や離脱率が高いページの改善など、具体的な対策を講じることが可能です。アクセス解析を理解し、効果的に活用して、より良いサイト運営を目指しましょう。

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ビズクロ編集部
「ビズクロ」は、経営改善を実現する総合支援メディアです。ユーザーの皆さまにとって有意義なビジネスの情報やコンテンツの発信を継続的におこなっていきます。

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