【2024年最新】おすすめのウェビナーツール12選を比較!選び方や利用するメリット
新しいマーケティング手法として浸透しつつあるウェビナーツール。しかし、ウェビナーツールにはさまざまな種類のサービスがあり、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。本記事では、そんなウェビナーツールのおすすめについて、特徴やメリットなどを比較していきます。
目次
ウェビナーツールとは?
ウェビナーツールとは、円滑なウェビナーの開催をサポートするためのツールです。
「ウェビナー(Webinar)」とは「ウェブ(Web)」と「セミナー(Seminar)」を掛け合わせた造語であり、ウェブ上で開催するオンラインセミナーを指します。ウェビナーは、主に以下の2つのスタイルで開催されるのが特徴です。
- ライブ配信:リアルタイムでセミナーを配信
- 録画配信:事前に録画したセミナーを配信
新型コロナウイルス感染拡大後、対面イベントが制限されたことを機にウェビナーは広く普及しました。誰でも自宅から気軽に参加できる利便性の高さから、新たなセミナー手法として認知されていて、ウェビナーツールの需要も高まっています。
ウェビナーツールの主要な基本機能
ウェビナーツールには、主に以下の4つの機能があります。
- ライブ配信・録画機能
- 決済機能
- 参加者の管理機能
- 画面共有機能
それぞれの特徴を解説します。
ライブ配信・録画機能
ウェビナーツールの核となる機能は、ライブ配信機能と録画機能です。
リアルタイムでセミナーを開催できるライブ配信機能では、主催者側と参加者が対話やチャットでコミュニケーションを取りながら進められます。そのため、オンラインでありながらも対面開催のような臨場感を味わえる点が特徴です。
同時に録画機能を活用することで、当日参加できなかった人やセミナーを見返したい人に対して録画映像を提供できます。自社セミナーの録画をストックしておけば、自社コンテンツの制作や、社内での情報共有としても役立つでしょう。
決済機能
ウェビナーツールの機能として、決済機能もあります。ほかの決済システムを併用する必要がなくなり、ウェビナー運営を一元管理できます。クレジット決済やQRコード決済など、対応する支払い方法が多いほど参加者の利便性も向上し、ウェビナーの参加率向上につながるでしょう。
参加者の管理機能
ウェビナーツールには参加者の予約状況や出欠状況を把握できるシステムも搭載されており、管理機能を活用することで、簡単かつ正確に参加状況を把握できます。
また、参加者の氏名や連絡先などの基本情報を管理できる点も特徴です。たとえばビジネスパーソン向けのウェビナーであれば、職種や年齢などの情報を収集することで、次回以降のターゲット層を定めやすくなります。また、ウェビナー終了後のアンケート送付などにも役立つでしょう。
画面共有機能
画面共有機能もウェビナーツールの特徴的な機能です。画面共有機能を活用することで、ウェビナーで使用している資料を参加者に共有できます。
従来の対面式のセミナーでは、座席によってスライド資料が見にくいという課題がありました。しかし、画面共有機能を活用することで、参加者全員が資料を見やすい状態を作ることができます。情報共有の精度が高まることで、セミナーの理解度向上にもつながるでしょう。
【無料あり】おすすめのウェビナーツール12選比較
ここからは、おすすめのウェビナーツール12選をご紹介します。無料で使用できるものもありますので、ぜひツール選びの参考にしてください。
1.V-CUBE セミナー
V-CUBEセミナーは、アプリのインストールが不要で参加できるウェビナーツールです。大人数での接続が可能であるのに加え、サーバーの冗長構成により配信の安定性に定評があります。
また、年間4,000イベントもの配信実績を持つプロが、事前準備からトラブル対応、スライド作成まで手厚くサポートしてくれます。そのため、安心してセミナーに臨むことができるでしょう。
提供元 | 株式会社ブイキューブ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 35万円~ ※V-CUBEセミナー、配信スタジオ、配信スタッフ込みの価格 ※その他、現地出張プランやシステム利用のみプランなどあり |
導入実績 | 5,000社以上(※2023年7月現在) |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
2.Adobe Connect
Adobe Connectは、世界中の企業で活用されているウェビナーツールのひとつです。画面のカスタマイズ性が高い点が特徴で、企業の特色をPRできるストーリーボードを作成し、参加者の印象に残る魅力的なセミナーを構築できます。
また、参加者の質問や回答の表示をコントロールできるモデレートチャットにより、大規模なセミナーでも参加者管理がしやすいのも魅力のひとつです。
提供元 | Adobe Inc. |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 250万人以上の個人および15,000社以上(※2023年7月現在) |
機能・特徴 |
など |
URL | 公式サイト |
3.EventBASE
EventBASEは、展示会やカンファレンス、顧客相談会など、あらゆる場面で活用されているツールです。リアルでのイベントと並行して行うハイブリット開催にも対応しています。
アンケートやチャット機能のほか、参加者同士が交流できる“交流ラウンジ”機能によって、臨場感のあるウェビナーを開催することが可能です。参加者の動向をリアルタイムで分析することもできるため、より顧客満足度の高いイベント開催を目指すことができるでしょう。
提供元 | 株式会社ストラーツ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
4.Cisco Webex Events
Cisco Webex Eventsは、最大10万人が参加可能なウェビナーツールです。各種モバイルデバイスに対応しています。また、最大100言語のリアルタイム翻訳機能も搭載していて、世界中の視聴者にアプローチすることが可能です。
さらに、イベント開始前に練習ができる「プライベートルーム」や招待メールの自動送信、参加者のエンゲージメントを高めるリアクション機能など多数の機能を搭載しています。セキュリティと拡張性の高さも魅力で、大人数に対する配信も安心して行えます。
提供元 | シスコシステムズ合同会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
5.Zoom
Zoomは、さまざまなシーンで利用されているオンラインミーティングツールです。多くの企業や個人に活用されています。Zoomのなかでもウェビナーに特化した「Zoom Webinars」は、大人数の参加が可能で、操作画面もシンプルで使いやすい点が特徴です。
チャットやQ&A、投票、CRM連携機能など、さまざまな機能が搭載されていて、参加者側と積極的な交流をしながらウェビナーを進行できるでしょう。また、ウェビナーをYouTubeやFacebookでライブストリーム配信することも可能で、より大勢の視聴者にアプローチすることができます。
提供元 | Zoom |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■Zoom One 月額払い
年額払い
■Zoom Webinars
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
6.Bizibl
Biziblは、企画や申込管理、開催準備など、ウェビナーに関わる業務を一元化できるツールです。開催回数が多くなるにつれて複雑化していく工程を削減し、ミスのない運用をサポートします。
過去の録画データを配信する自動ウェビナー機能を活用することで、いつでもスケジュール通りの配信ができる点が特徴です。マーケティングコンテンツとして資産化もできるため、効率的な集客や収益アップが見込めるでしょう。
提供元 | 株式会社Bizibl Technologies |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
7.Skype
Skypeは、無料で通話やチャットができるツールとして世界中で使用されているツールです。Skype 間での通話やチャットには、リアルタイムでの翻訳機能が搭載されています。音声翻訳ツールでは10言語、チャット翻訳ツールでは60以上の言語に対応しているのが特徴です。
画面共有や録画機能も充実していて、ウェビナーも快適に開催できます。オンライン会議の参加可能人数は最大100人までのため、小規模のウェビナーを開催する際におすすめです。
提供元 | Microsoft |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
8.ネクプロ
ネクプロは、マーケティング機能に強みを持つウェビナーツールです。ライブ・録画・オンデマンドなど多様な配信機能を兼ね備えているほか、顧客管理や集客、ユーザー分析機能も充実しています。顧客別に視聴可能なコンテンツをパーソナル化したり、録画したウェビナーを活用したメディアサイトの構築を行えるため、顧客のエンゲージメント向上が期待できます。
また、取得可能な視聴ログの分析も豊富であり、顧客ニーズに合わせたウェビナー構築が容易に行える点も魅力です。セキュリティ対策やサポート体制も万全に整えられていて、不明点やトラブルが発生した際にも専門スタッフが対応してくれるため、安心して使用できるでしょう。
提供元 | 株式会社ネクプロ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 400社以上(※2023年7月現在) |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
9.Jストリーム
Jストリームは、ライブ配信のプロがオンラインイベントの開催をトータルプロデュースしているサービスです。専門スタッフが企画から運営まで手厚くサポートしてくれるため、初めての方でも安心してオンラインイベントの開催できます。
インハウスで実施したいという人に向けて、動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」も提供しています。ライブ配信機能や簡易編集機能、動画視聴解析など、ウェビナーに必要な機能を豊富に搭載しているのが特徴です。ウェビナーに限らず、企業プロモーションや社内研修用の動画作成などにおいても活用できるツールです。
提供元 | 株式会社Jストリーム |
初期費用 | ■J-Stream Equipmedia
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料金プラン | ■J-Stream Equipmedia
※12ヶ月未満の契約を希望の場合は月額費用倍額
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導入実績 | 年間1,200社以上 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
10.Cocripo
ウェビナーツールの多くはWeb会議などでの活用も視野に入れているなか、Cocripoはウェビナー開催に特化したツールです。ウェビナー概要と開催日時を入力するだけで募集ページを作ることができ、初心者でも簡単にウェビナーを開催することができます。
また、主催者側だけでなく参加者の使いやすさにも注力している点も特徴です。URLから簡単に参加ができるほか、参加者の顔出しはしないなど、安心してウェビナーに参加してもらえる仕組みが整えられています。
提供元 | 株式会社Innovation X Solutions |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
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導入実績 | 7,000主催者(※2023年7月現在) |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
11.LiveOn
LiveOnは、安定した通信品質が特徴のツールです。独自のデータ圧縮技術によって、少ないデータ通信量でのWeb会議開催を可能にしています。多拠点接続や低帯域環境であっても、音声トラブルや通信の遅れなどが発生しづらいため、ストレスのないウェビナーを開催できるでしょう。
LiveOnは法人・団体向けのツールとして提供されているため、セキュリティ対策も万全です。回線内には無料ユーザーが混在せず、通信データはすべて暗号化処理されます。そのため、重要な会議やウェビナーを開催する際におすすめのツールといえるでしょう。SaaS版とオンプレミス版が用意されていて、自社の二―ズに合わせて導入ができる点も魅力です。
提供元 | ジャパンメディアシステム株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■SaaS版
■オンプレミス版
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導入実績 | 7,400社以上(※2020年6月時点) |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
12.Google Meet
Google Meetは、Googleアカウントを保有していれば最長60分、最大100人までのビデオ会議を開催できます。アプリのインストールも不要で、誰でも気軽に開催、参加できる点が魅力といえるでしょう。
企業での小ミーティングやプレゼンテーション、オンライン面接などで幅広く活用されているツールです。有料プランでは、さらに参加者を拡張させられるほか、最大10万人へライブ配信も行えます。画面共有や主催者側のコントロール機能も搭載されているため、規模が大きいウェビナーにも対応できるでしょう。
提供元 | Google LLC |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 1年契約の場合
月額払いの場合
※参加者100人まで、最長60分までは無料 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
ウェビナーツールの選び方・比較ポイント
ウェビナーツールは数多く存在するため、どれを選べばよいか迷っている方もいるのではないでしょうか。ここでは、ウェビナーツールを選ぶ際のポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
接続可能な人数・アカウント登録の有無
ウェビナーツールごとに、1回のセミナーにおいて接続可能な人数が定められています。ウェビナー当日に「参加人数が上限に達して接続できない」という参加者が発生しないよう、セミナーの規模に対応できるツールを選びましょう。
また、ウェビナーツールによっては、参加者側もアカウント登録が求められる場合があります。アカウント登録が面倒という参加者は少なくないため、登録不要で招待リンクから参加できるツールのほうが気軽に参加してもらいやすくなるでしょう。
機能が充実しているか
機能が充実していると利便性が高まり、参加者の満足度向上が期待できます。ツールごとにどのような機能があるのか、よく比較・検討しましょう。たとえば以下のような機能があると便利です。
- チャット機能
- アンケート機能
- メール送信機能
- SNS連携
- 分析機能
ただし、機能が豊富なツールは価格が高かったり、機能追加に別途料金が発生したりする場合もあります。導入前に必ず確認するようにしましょう。
多言語に対応しているか
オンラインで開催できるウェビナーは、国内だけでなく国外にもセミナーを発信できるというメリットがあります。しかし、日本語にしか対応していないツールだと海外の参加者は使いづらく、うまく視聴ができない可能性もあります。
国外からの参加者を集めるためには、多言語に対応しているツールを活用したほうが有利です。さらに、同時翻訳機能や字幕機能があれば、より満足度が高まるでしょう。
将来的に国外展開を視野に入れている場合は、多言語に対応したツールを活用することで、ウェビナーの効果を最大限に発揮できます。
SNSやツールと連携できるか
SNSや外部ツールと連携ができるかどうかも、チェックしておきたいポイントです。SNSと連携することで、SNS上での参加申し込みが可能になり、集客率の向上が期待できます。また、オンライン決済アプリとの連携ができると手続きが簡略化され、スムーズな決済を行えるでしょう。外部ツールとの連携により、多くの業務を効率化することが可能です。
ウェビナーのメリット
ウェビナーには、以下の3つのメリットがあります。
- 開催コストの削減につながる
- 集客を最大化できる
- 参加者・開催者側でコミュニケーションが取りやすい
いずれもオンライン開催だからこそ得られるメリットです。それぞれ詳しく解説します。
開催コストの削減につながる
ひとつ目は、開催コストが削減できる点です。対面型のセミナーを開催しようとした場合、会場設備費や運営スタッフの人件費、資料の印刷費など、多額なコストが発生します。また、会場設営や後片付けをする必要もあるため、労力も負担となるでしょう。
一方ウェビナーの場合は、主催者側も参加者側も自宅や職場からの参加でき、会場を借りたり大勢の運営スタッフを配置する必要がありません。また、ウェビナーツールのほとんどで画面共有機能があるため、わざわざ資料を印刷・配布する必要もなくなります。開催コストを最小限に抑えることができるのは、大きなメリットといえるでしょう。
集客を最大化できる
時間や場所の制限がなくなることで、集客を最大化できる点もウェビナーのメリットです。
対面でのセミナーの場合、セミナーに興味があったとしても、「開催地が遠い」「スケジュールが合わない」などの理由で参加を断念してしまう人が少なくありません。
しかし、ウェビナーは世界中どこにいても参加することが可能です。また、録画配信の場合は自分の都合のよい時間に視聴することができます。それにより、従来のセミナーよりも幅広い顧客にアプローチできるため、新規顧客の開拓にもつながるでしょう。
参加者・開催側でコミュニケーションが取りやすい
ウェビナーは、参加者と開催者とのコミュニケーションが取りやすいというメリットもあります。
対面のほうがコミュニケ―ションを取りやすいという意見もある一方、「質問したいけれど大勢の前で発言するのは恥ずかしい」「リアクションがしづらい」と感じた経験がある人は少なくないでしょう。
ウェビナーツールでは、チャット機能やライブ投票などコミュニケーションツールが多数搭載されています。チャットであれば講演中でも気軽にリアクションができますし、主催者側も参加者の反応を把握しやすくなります。ウェビナーのほうが発言のハードルが低く、活発なコミュニケーションが行いやすくなるでしょう。
ウェビナーのデメリット
ウェビナーには、以下のようなデメリットもあります。
- 参加者の通信環境が品質を左右する
- 現場の雰囲気を感じにくい
ストレスのないウェビナーにするためにも、デメリットを補うための工夫が必要です。
参加者の通信環境が品質を左右する
ウェビナーでは、参加者それぞれ異なる通信環境のもとで参加します。利用しているデバイスや環境によっては、通信が安定しない場合もあるため注意が必要です。
よくあるトラブルとしては、「音声が途切れる」「画面が固まってしまう」「時差が生じる」などがあります。セミナー中に通信トラブルが発生してしまうと、セミナーの内容を十分に理解できず、顧客満足度も低下する恐れがあります。
主催者側としては、事前に接続テストを行う、アーカイブを残して後から視聴できるようにするなどの対策が必要です。万が一トラブルが発生した際の対応を考えておきましょう。
現場の雰囲気を感じにくい
リアルタイムでのウェビナーであったとしても、対面のセミナーと比べて現場の雰囲気を感じにくいというデメリットもあります。画面越しでのコミュニケーションではどうしても表情や反応が伝わりづらく、温度差が生じてしまうためです。
参加者への問いかけ回数を増やしたり、チャットでの反応を促したりするなど、対面でのセミナーよりも積極的にコミュニケーションをとる必要があるでしょう。
ウェビナーツールのおすすめを比較して検討していこう
当記事では、おすすめのウェビナーツールを紹介しました。ツールごとに強みやコストが異なるので、よく比較・検討することが大切です。
自社に合ったウェビナーツールを導入し、満足度の高いウェビナー開催を目指しましょう。
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