【2024年最新】おすすめのCMS16選比較|種類や機能・選び方を解説
Webサイトの作成・管理・運用を円滑にする「CMS」。Web市場が拡大している現代、CMSはWebマーケティングにおいても欠かせない手法の一つとなっています。本記事では、2024年最新となるおすすめのCMS16選を比較し、種類や機能、選び方を詳しく解説します。
目次
CMSとは?
CMS(Contents Management System)は、デジタルコンテンツを効率よく管理するためのシステムで、Webコンテンツの作成や編集、公開のためのツールとして使用されます。
CMSを使うと、専門的なHTMLやCSSの知識がなくても、Webページを容易に構築可能です。メディアサイトでは記事の投稿、コーポレートサイトでは会社概要の掲載、ECサイトでは商品情報の更新など幅広い用途で利用されています。
また、テンプレート機能を持つCMSは、用意されているデザインを選ぶだけで高品質なビジュアルに仕上げることが可能です。インターネットを介した複数人での作業もでき、効率化に寄与します。コンテンツの更新も手軽に行えることから、デジタルマーケティングでの利用価値は非常に高いでしょう。
CMSの機能
CMSの基本機能8つと詳細は下記となります。
機能 | 詳細 |
テンプレート | サイトトップページ、ブログ記事、お問い合わせページなど、各種レイアウトのテンプレート。 |
プラグイン | 追加の機能や特定のサービスをCMSに統合するためのツール。 |
マルチデバイス対応 | スマホやタブレットなどのデバイスで閲覧時、自動でデザインを最適化する機能。 |
HTML/CSS編集 | テンプレートやページのソースコードを直接編集できる機能。特定のデザインの変更や新しいページの作成時に利用。 |
コンテンツリポジトリ | 作成したページやアップロードした画像・ファイルを保存・管理するためのデータベースやストレージ。 |
WYSIWYGエディタ | 編集した内容がそのままWebページに掲載されるエディタ。テキスト、画像、動画の挿入や編集が直感的に行える。 |
制作物管理 | 作成したコンテンツやデザインを一覧で確認し、管理する機能。 |
バージョン管理 | 編集や変更の履歴を追跡・管理する機能。以前のバージョンに戻すことや、どの変更がいつ行われたかを確認できる。 |
CMSの種類
CMSにはオープンソース型、パッケージ型、クラウド型の3つの種類があります。それぞれの特徴と利用するメリットについて解説していきます。
オープンソース型
オープンソース型CMSは、ソースコードが公開されているタイプです。ライセンスが無償提供なので利用料がいらず、コードの編集によりシステムを柔軟にカスタマイズできます。
拡張機能も無料かつ豊富なのも利点で、カスタマイズの自由度が高くなっています。専門的なスキルを持つエンジニアであれば、コードの書き換えによって独自デザインや機能を追加可能です。
パッケージ型
パッケージ型は、システムベンダーが開発した専門的な製品を自社サーバーに導入して運用します。専門ベンダーならではの強固なサポート体制が特徴です。導入初期から運用に至るまで、ベンダーがしっかりとバックアップしてくれるでしょう。
また、パッケージ型のCMSはビジネスシーンでの活用を想定しており、組織の運営に合わせた機能が多く搭載されています。企業でのコンテンツ運営を前提としている場合、好相性なタイプです。
クラウド型
クラウド型CMSは、インターネットさえあれば、どこからでもアクセス可能です。ベンダーが提供するサーバー上でシステムが稼働しているためで、専用のサーバーや独自のソフトウェアの準備は必要ありません。
システム管理がベンダー側に委ねられていることから、導入に伴う手間やコストを大幅に削減できます。また、多くのクラウド型CMSには、Webデザインのテンプレートやドメインの取得機能が備わっているため、Webサイトの立ち上げが迅速に進められます。低コストで手軽に使える点もメリットでしょう。
CMSの選び方
多くのサービスから最適なものを手にするために、CMSの選び方5種類をそれぞれ紹介します。CMS選びの失敗予防においても大切です。
導入目的に適した製品を選ぶ
CMSを選ぶ際は、導入目的に適しているかを判断しなくてはなりません。何を達成するためのコンテンツなのか、目標や理念などから目的を整理しましょう。制作したいサイトの種類や規模、制作・運用までの時間によっても最適なCMSは異なります。
CMSの特徴を理解し、自社のニーズと合わせることで、Webサイトの作成・管理・運用における課題を効果的に解決できます。たとえば、Webページの更新をタイムリーに行いたいなら、ノーコードで編集が容易なCMSを選ぶと良いでしょう。
目的に合うCMSを選ぶことで、サイトによる成果を高めることが期待できます。
費用で選ぶ
CMSを費用から選ぶ方法もあります。単純なコスト比較では、ライセンスが無償となるオープンソース型の費用負担が少ない傾向です。ただし、クラウド型やパッケージ型のようなサポートがないため、依頼する場合は別途費用がかさみます。
クラウド型は保守料金、パッケージ型は導入や構築にコストを要しやすいでしょう。予算をかけるべき箇所を抽出し、的確な投資が必要となります。費用対効果を感じられるCMSを選定することで、効率的なサイト運営とコストの最適化を実現できるでしょう。
機能の充実度で選ぶ
CMS選びで重要なのは、求める機能の充実度です。コンテンツの編集や更新履歴の保存、アクセス解析、ソーシャル連携など機能は多岐にわたります。欲しい機能が揃っていないとコンテンツの制作や運営が不十分となり、目的を達成できない恐れがあるでしょう。
パッケージ型やオープンソース型のCMSは独自設定やカスタマイズができるため、機能に数と自由さを求める場合に向いています。基本的な機能だけに絞っても問題ない場合、費用と機能のバランスがとれたクラウド型CMSがおすすめです。
GoogleカレンダーやCRMなど、外部システムやサービスとの連携はCMSの活用範囲を拡大します。連携機能を持つCMSを選ぶことで、サイトの運用・管理課題が解消し、コンテンツの価値向上が期待できるでしょう。
セキュリティ・サポート体制で選ぶ
セキュリティとサポート体制についてもチェックしておきましょう。特に、Webサイトの知識が乏しい企業には、きめ細やかなサポートを提供するパッケージ型やクラウド型が適しています。サイトの移行やサーバーの保守についても同じく、ベンダーの支援を受けることが可能です。
オープンソース型CMSの場合、エンジニアによる保全・保守が要求されます。技術者を委託するか、社内での育成が必要です。セキュリティ・サポートが不十分である場合、不正なアクセスや運用中のトラブルなどに対応できない恐れがあるため注意しましょう。
操作性・使用感で選ぶ
CMSの選定において、操作性や使用感は非常に大切な要素です。専門的な知識がない場合でも、操作性しやすいCMSを選べば、自分の理想とするサイトを構築できます。カスタマイズを容易にするという意味でも、CMSにおける使いやすさを欠くことはできません。
操作感の良いCMSを選定することで、サイトの作成や更新がスムーズに進みます。これは、時間の節約だけでなく、操作ミスを減らす効果もあるのです。無料トライアルやデモでCMSを試してみることで、操作性の良し悪しを確認できるでしょう。
CMSおすすめ16選比較
おすすめのCMS16選を比較し、それぞれの特徴を解説します。性能や利点などから、自社に適したCMSかどうかを検討しましょう。
1.WordPress
WordPressは、個人ブログから企業のウェブサイトまで作成できるオープンソースのCMSです。現在、43%のサイトがWordPressを活用しており、国内でも高い導入実績を誇ります。
完全に無料で使えるWordPress.orgのほか、無料・有料プランが用意されているWordPress.comもあります。WordPress.comであればサーバーやドメインの準備が不要ですが、無料版にはさまざまな制限がある点に注意しましょう。
提供元 | Automattic Inc. |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ■月額支払い
■年額支払い
■年一括支払い
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導入企業数 | 数百万人 |
機能・特徴 | カスタマイズ可能なテンプレート、ブロックエディター、ソーシャルメディアツール、SEOツール、プラグインなど |
URL | 公式サイト |
2.Drupal
オープンソースCMSであるDrupalは、高い汎用性と拡張性を備えています。バックエンド用のヘッドレスCMSとしての利用も多く、マルチデバイスによるサイト管理がスムーズに実現可能です。企業においては業種を問わずに幅広く利用でき、豊富な機能によって個人の運営も後押しするでしょう。
提供元 | Drupal.org |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
機能・特徴 | コンテンツ管理、サイト構築、ユーザー管理、ログ管理、拡張機能、多言語対応など |
URL | 公式サイト |
3.Joomla
ライセンスが無償のJoomlaは、低コストで運営できるCMSの一つです。SEO対策向けの機能を搭載しているのが大きな特徴でしょう。検索クローラーやメタタグの設定メニューが用意されているため、検索流入に強いコンテンツ制作が目指せます。
拡張機能による柔軟な仕様変更も可能です。作成はボランティアコミュニティが行っており、高スキルの技術者が多く携わっています。政府関連サイトで活用されているなど、信頼性の高さも魅力です。
提供元 | Open Source Matters, Inc. |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
機能・特徴 | 拡張とカスタマイズが柔軟にできるシステム、独自のテンプレート、コンテンツのバージョン管理、記事管理、エディターボタン、簡単なコアアップデートなど |
URL | 公式サイト |
4.Concrete5
Concrete5は、有償のCMSパッケージを前身とするサービスです。2008年にオープンソースCMSとなり、無償利用が可能となっています。プログラミングに精通していなくても簡単に編集できる使い勝手の良さが魅力です。デザインはもちろん、機能のカスタマイズも自由自在に行えます。顧客データやモバイルアプリとの連携など、企業の用途に応じた設計も可能です。
提供元 | Concrete CMS Japan Users Group & PortlandLabs, Inc. |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
機能・特徴 | 直観的な編集モード、ツリー形式のページ管理、細かな権限機能と未来プレビュー機能、コンテンツのバージョン管理とロールバック、モバイル対応など |
URL | 公式サイト |
5.ShareWith
サイトの継続運用を支援するクラウド型CMSに、ShareWithがあります。CMSの設計はもちろん、サーバーやサポートに関する情報までを一元的に提供するのが強みです。マニュアルレスにこだわった使用方法であるため、誰もが共通した使いやすさを体感できるでしょう。
ナビゲーションやメガドロップメニューといった、さまざまな箇所の変更を自動で行う機能を搭載しています。複数ユーザーの同時アクセスもできるため、新鮮なコンテンツを素早く提供可能です。自動バージョンアップにも対応しており、最新のアビリティを活用したサイト運用ができます。
提供元 | 野村インベスター・リレーションズ株式会社 |
初期費用 |
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料金プラン |
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導入企業数 | 230社以上 |
機能・特徴 | サイト全体編集、ワークフロー、SEO対策、リンク変更時の自動更新、ニュースカテゴリの自動絞り込み、そのままプレビューなど |
URL | 公式サイト |
6.Blue Monkey
BlueMonkeyは国産CMSであり、法人サイトのなかでも中小企業向けに開発されています。純国産ならではのわかりやすさと、サポートや保守の対応を任せられる安心感が魅力です。
難しい操作を必要としない管理画面は、運営チームのITリテラシーを問いません。サイトマップの自動書き出し、メタタグの個別設定といったSEO機能も備えています。バックアップやベーシック認証など、基本的なセキュリティ機能がある点も心強いでしょう。
提供元 | クラウドサーカス株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
※別途Webサイト制作費用が必要 |
導入企業数 | 2,100社以上 |
機能・特徴 | 見たまま操作の管理機能、法人向け機能、アクセス解析、SEO設定、フォーム管理、バックアップ機能、コンテンツ制作など |
URL | 公式サイト |
7.SOY CMS
コンテンツ運営の費用対効果にこだわるなら、SOY CMSが候補に挙がります。Web制作会社のために作られたCMSで、ビジネスの成長や増益につながるコンテンツメイクを後押しするサービスです。オープンソース型のCMSでありながら、有償サポートも用意しています。
コンパクトに設計された本体に、必要な分だけ機能の追加が可能です。機能の拡張は本体と独立して行えるため、ベースのコンテンツに手を加えることなくカスタマイズができます。表示させたい機能に絞った管理画面構成になっており、小さな負荷で最大効率の運用を叶えてくれるでしょう。
提供元 | 株式会社Brassica |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 国産汎用CMS、機能の拡張やバージョンアップを簡単に実行、企業サイトに必要な機能のみ搭載など |
URL | 公式サイト |
8.HeartCore
ヘッドレスCMSとしての利用もできるHeartCoreは、あらゆるチャネルに対応するパッケージ型の製品で、HTMLコンテンツからAPIまで、顧客属性ごとに多彩な配信が行えます。
WordやExcelのデータを編集画面に取り込んだり、加工したりもできます。パーツに分けて編集が可能なため、変えたい箇所だけを正確に操作できるのです。@関数という独自の構築要素を採用しており、コーディングの知識不要で使いこなすことができます。
提供元 | ハートコア株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ プレミアムプラン:30,000円/月 レギュラープラン:15,000円/月 |
導入企業数 | 791社以上 |
機能・特徴 | 使いやすい管理・編集機能、グローバルサイト対応、顧客管理・メールマーケティング、コンテンツ改善・SEO解析など |
URL | 公式サイト |
9.CREAM
CREAMは、SEO対策にこだわりたい場合におすすめするCMSパッケージです。SEOの内部施策向け機能が豊富で、ビッグワード検索でトップを狙えるポテンシャルを有しています。
記事の作成が簡単にできることから、わからない・続かないといったコンテンツ運営の悩みを解消でき、AMPにも対応するため、スマホからの視認性や使いやすさを追求できます。
提供元 | SODA株式会社 |
初期費用 | レギュラープラン:33,000円(税込) プレミアムプラン:20万9,000円(税込) |
料金プラン | レギュラープラン:16,500円(税込)/月 プレミアムプラン:33,000円(税込)/月 |
機能・特徴 | 記事の管理・承認、広告ウィジェット、キーワード作成、ページ作成、スマートフォン強化など |
URL | 公式サイト |
10.Kuroco
バックエンドの作業効率を高めるヘッドレスCMSに、Kurocoがあります。高度な拡張性を誇り、制限の少ない環境でWeb構築を実現可能です。APIの独自定義のほか、外部連携にも対応するなどニーズに応じたカスタマイズを行えます。
コンテンツの閲覧範囲やアンケート・問い合わせフォームの設定など、会員制サイトに適した機能も豊富です。CRM機能を活用すれば、Webマーケティング施策の強化につなげられるでしょう。優秀なバックエンドエンジニアがいる企業なら、選択肢に入るCMSとなります。
提供元 | 株式会社ディバータ |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 毎月1,100円(税込)までは無料 ※下記6項目を計上。
|
導入企業数 | 5,000社以上 |
機能・特徴 | パーソナライズ機能、API連携機能、セキュリティ、コンテンツホスティングサービスなど |
URL | 公式サイト |
11.Movable Type
コンテンツ管理に長けているMovable Typeは、記事やニュースといったカテゴリー別にコンテンツデータを構造化できるCMSです。構造化したコンテンツタイプ同士をリンクできるなど、共通要素をまとめることでメンテナンスを容易にします。
Webサイトはもちろん、アプリやデジタルサイネージなど幅広い形態のコンテンツを制作・管理可能です。ユーザーの権限設定を細かく指定でき、複数人で編集を行う場合の安全性も確保できます。
提供元 | シックス・アパート株式会社 |
初期費用 | 通常ライセンス:無料 |
料金プラン | プラン複数あり※詳細は公式HPをご覧ください |
導入企業数 | 50,000サイト以上 |
機能・特徴 | 独自のテンプレートタグ、分かりやすい編集画面、ブロックエディタ、日時指定公開・非公開、イメージエディタなど |
URL | 公式サイト |
12.FREECODE
FREECODEは誰でも簡単に使える操作性が魅力の、SEOに強いCMSです。バナーやアイコンなどの高クオリティの素材が豊富にあり、プログラミングの知識が全くなくてもビジュアルにこだわったWebサイトを構築可能です。
経営の悩みや課題から最適な提案を受けられる、コンサルティングサービスも提供しています。ユーザー限定の無料勉強会を月2回にわたり行うなど、運用支援策が豊富です。実務スキルを学べるだけでなく、プロの技術や裏技まで教えてもらうことができます。
提供元 | 株式会社アドテクニカ |
初期費用 | 93,500円(税込)~ |
料金プラン | 14,850円(税込)~ |
導入企業数 | 500社以上 |
機能・特徴 | カテゴリ作成機能、ページ作成機能、サイトタイトル設定、バックアップ機能、複数アカウント、管理者機能など |
URL | 公式サイト |
13.RCMS
多機能なCMSの一つとして、RCMSが挙げられます。250以上の標準機能を活用すれば、会員サイトやECサイトの構築も可能です。外部システムとのデータ連携も行えるなど、独自カスタマイズによって理想のWebサイトを作れるでしょう。
セキュリティ機能も豊富なほか、SEOの強化やアクセス解析などのマーケティング機能も優秀です。ランディングページ最適化機能を使えば、検索ワードに合わせて最適なページを表示します。読者へ効率的に訴求するコンテンツ設計ができるでしょう。
提供元 | 株式会社ディバータ |
初期費用 | スタンダードプラン:44,000円(税込) 仮想専用サーバプラン:88,000円(税込) オンプレミス提供プラン:159万5,000円(税込) |
料金プラン | ■月払い
■年払い
|
導入企業数 | 4,000社以上 |
機能・特徴 | コンテンツ作成・管理、ユーザー管理、サイト運用支援、マルチデバイス対応、セキュリティ対応、EC機能など |
URL | 公式サイト |
14.A-BiSU
次世代型CMSであるA-BiSUは、単なるコンテンツ管理ツールに留まらないサービスです。顧客獲得への施策も含めた、総合的なマーケティングツールとして活用できます。
AIによるサイト解析の補助機能を搭載しており、行動履歴やA/Bテストなどから効果的なマーケティング対策が可能です。SEO対策はもとより、顧客管理からWebサイト運用までを一元的に行えます。Webサイトを通じてマーケティングを強化したい企業におすすめのサービスでしょう。
提供元 | 株式会社ユニソンプラネット |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入企業数 | 1,500社以上 |
機能・特徴 | 見たまま編集機能、対策キーワード提案機能、アクセス解析、取り込み機能、ワークフロー機能、A/Bテスト、パーソナライズレコメンド、問い合わせ対応管理など |
URL | 公式サイト |
15.はてなブログMedia
はてなブログMediaは、高い操作性を有したオウンドメディア専用CMSです。デザインテンプレートやセキュリティ性能といった、CMSに欲しい機能を網羅的に搭載しています。
良質な情報発信が求められるオウンドメディアですが、はてなブログMediaなら編集支援サービスを受けることが可能です。はてなの編集者によるアドバイスが得られ、質の高いコンテンツ制作が目指せます。はてなブックマークと連携すれば、コンテンツのシェアを促進できるでしょう。
提供元 | 株式会社はてな |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入企業数 | 50社以上 |
機能・特徴 | デザインテンプレート、自動アップデート、複数人編集、はてなブックマークとの連携、堅牢なセキュリティなど |
URL | 公式サイト |
16.baserCMS
国産CMSのなかでも、baserCMSは操作感とメンテナンス性に秀でています。ツリー構造のUIは視覚的にも優れ、感じたままに動かすことができます。
また、テンプレートがパーツごとに管理できるのも特徴で、修正や変更を行う際にも該当ファイルを即座に検索できます。コンテンツを増やしやすい設計が組まれており、内的SEOを含めて対策が可能です。継続的な安定運用に欠かせない多くの機能が備わっています。
提供元 | 株式会社キャッチアップ |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
導入企業数 | ダウンロード数34万9,240(※2023年9月時点) |
機能・特徴 | ドラッグ&ドロップ操作、プルダウンメニューでのコンテンツ操作、エイリアス機能とリンク機能、ブログ・フォームの簡単設置、簡単サブサイト管理 |
URL | 公式サイト |
CMS活用のメリット
この章では、CMS活用のメリットを5つ紹介していきます。メリットを正しく把握すれば、自社の課題解決に役立てられるでしょう。
専門的な知識がなくてもWebサイト・コンテンツを作成できる
CMSは、専門的な知識がない人でも直感的にページを作成・編集することが可能です。通常はプログラミング言語の習得が必須ですが、CMSにはパーツ化された素材やテンプレートが多数揃っています。テンプレートの反映や簡単なカスタマイズだけで、高精度のWebサイト・コンテンツ制作を実現できるのです。
また、専門業者への依頼が不要なことも多く、社内でWebページの管理や更新が行えます。専門スキルがいらないため、すぐに運用をスタートできるのです。教育や技術者の確保が不要であることから、費用削減や時短の効果も高く得られます。
Webサイトの管理・運用を複数人で行える
Webサイトの管理・運用をCMSで行うことで、複数人での対応が可能です。企業がWebサイトを運用する場合、単独ではなくチームで担当するケースが多いでしょう。専門知識を必要としないCMSであれば、プログラミングのスキルを問わずに誰もが管理・編集できます。
アカウントごとに編集や承認権限を設定することで、セキュリティも担保しつつ効率的な分業体制を構築可能です。マーケティング部門と人事部門がそれぞれのページを編集するなど、横断的にWebサイトの更新・管理ができます。
修正・更新をスピーディに行える
Webサイトの運用中には、常に新しい情報の追加や内容の修正が必要です。そのため、効率よくスピーディに実施するには、CMSの利用が適しています。Webサイトの編集・更新にはプログラミングスキルが求められますが、CMSは基本的に専門知識がいりません。直感的な操作で使えるため、ページの修正・更新にかかる時間を大幅に短縮できます。
外部に依頼する手間が不要なことから、新しい情報を迅速に反映可能です。Webサイトを新鮮な状態に保つことができ、顧客満足度の向上にも役立つでしょう。
マーケティング手段になる
CMSの導入は、強力なマーケティング手段となるでしょう。多くのCMSが提供するテンプレートは、W3C(World Wide Web Consortium)の標準に基づいています。W3Cで作成されるWebページは検索エンジンに評価されやすく、SEO効果が高く見込めるのです。効果的なSEOは検索順位を上げ、新規の見込み客の流入促進につながります。
アクセス解析や行動分析に対応するCMSも多く、活用することでマーケティングの改善につなげられるでしょう。フォームの作成やLP制作など、Webページならではの施策も可能です。情報をタイムリーに更新できるため、キャンペーンやイベント情報などの迅速な通知が求められる販促活動にも適しています。
Webサイトの作成・運用にかかる費用を削減できる
Webサイトの構築と運用に関連する費用は、企業にとって重要な経営課題の一つです。CMSを使えば、制作・運用コストを大幅に削減できます。専門の技術や知識を要するプラットフォームの場合、制作会社への依頼が必須となり、数百万の費用がかかることも少なくありません。さらに、サイトの内容を修正・更新するためにも追加の費用が発生します。
CMSならプログラミングスキルがなくてもWebサイトを構築できるため、外部発注に伴う制作費用を丸々削ることが可能です。コンテンツの更新や追加も自社で行え、運用にかかるコストも抑えられます。カスタマイズが簡単にできるCMSも多いため、独自性の高い専門的なコンテンツも安価に制作できるでしょう。
CMSの国内シェア
W3Techsが公開している「Distribution of content management systems among websites that use Japanese」のデータによると、2023年9月におけるCMSの国内シェアトップ10は下記のとおりです。
- WordPress:82.3%
- Adobe Systems:3.0%
- Shopify:2.6%
- Color Me Shop:1.9%
- EC-Cube:1.8%
- JustSystems Homepage Builder:1.6%
- Jimdo:1.2%
- MakeShop Japan:1.2%
- Hatena Blog:1.1%
- Futureshop:0.6%
[出典:W3Techs「Distribution of content management systems among websites that use Japanese」]
日本国内でのシェアは、WordPressがほとんどを占めている状況です。ライセンスが無償提供されている点や、プラグインの多くを無料で利用できるのが強みでしょう。WordPress以外にはAdobe SystemsやShopifyがランクインしています。Adobeは多数のデザインツールとしても有名であり、ShopifyはECビジネスに特化したプラットフォームとして知られるCMSです。
シェアの多いCMSはユーザーによる情報発信も盛んであると考えられるため、リサーチしてレビューを比較してみるのも良いでしょう。
おすすめCMSを比較・導入しコンテンツの質を向上させよう
本記事では、おすすめのCMS16選を中心に幅広く解説してきました。CMSの種類や選び方を押さえるほか、得られるメリットも参考に最適なサービスを選んでください。自社に合うサービスであるかどうかは、CMSごとの機能やプランを比べたうえで判断するのがポイントです。自社に最もマッチするCMSを導入し、コンテンツの質を向上させていきましょう。
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