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いろいろな仕事に挑戦できる環境が働きがいを生む 知識・経験豊富な経営陣が見守り、若手がいきいきと躍動

取材日:2024/09/17

IT転職エージェントである株式会社キッカケクリエイションがGPTWJapanから「働きがいのある会社」の認定を受けました。急成長を続けるその背景にあるのは、経営者の確かなビジョンと求心力、兼業制度による安心感でした。※本文内、敬称略

お話を伺った人

  • 小松莉奈さん

    小松莉奈さん

    株式会社キッカケクリエイション

    広報

  • 田畑光輝さん

    田畑光輝さん

    株式会社キッカケクリエイション

    コーポレート推進部

この事例のポイント

  1. 社内での兼業が働きがいと安心感をもたらしている
  2. 魅力的な経営者のもとで会社も社員も急成長

働きがいがある職場の土台はナレッジシェアと勉強会

Great Place to Work Institute Japanから「働きがいのある会社」として認定されました。認定を聞いたときの感想はどうでしたか?

田畑:「働きがいのある会社」の認定・ランキングへの参加は、認定されることで少しでもキッカケクリエイションを認知してもらう機会になれば、と思ってのことでした。

認定に関して社内に向けては大々的に発表しなかったのですが、僕自身は認定を聞いて素直に嬉しかったですね。

御社のカルチャーや社風を伺えますか?

田畑:まず、当社の指針は、売り手・買い手・世間(社会)の三者が満足できる、”3方良し”の概念が基本となっています。そこから「良い未来を 今、カタチに」を理念として、意思決定するカルチャーはあると思いますね。

具体的には、ナレッジシェアが、本当に盛んに行われています。これは、部門間の距離が近いことや事業内容がITエンジニアの人材紹介業であることが大きいかもしれません。エンジニアの採用トレンドや市場は、技術進化やビジネス環境によって、ものすごいスピードで変化していますし、その要望に追いつくためには、常にキャリアパスなどの知識のアップデートが必須なので。

小松:最新情報をシェアするための勉強会が、自主的に開催されているのも当社らしい取り組みだと思います。

勉強会は、 各部門で月1回〜数回程度で開催されていて、例えば、営業部門では、副社長の毛呂(毛呂淳一朗氏)が作成した、クライアント企業への理解度を試すテストを実施したりしています。

また、当社は基本的に出社勤務がメインですので、普段のコミュニケーションも活発ですね。

田畑:質問や相談がしやすい雰囲気ですので、社員同士が助け合う文化があるとも思います。自分の業務さえこなしていればいいというカルチャーはなく、みんなで「会社を良くしよう」というところに思考が向いている感じです。

また、役員も仕切りのないオープンなフロアで働いていて、質問や相談にも時間を取ってアドバイスがもらえるので、日常の中で学びが得られる環境であるのは実感しています

「風通し」が非常に良い組織ということでしょうか?

小松:そうですね。「言いたいことが言えない」雰囲気を感じたことはないですし、1on1での雑談レベルの会話も覚えていてくれる、上司が常に部下のことを気にかけてくれている会社だと思います。

最近も、私が「SNSに興味がある」とポロッと言ったことを、直属の上司が、川島(代表取締役社長・川島我生斗氏)に伝えてくれて、採用向けTikTokのアカウント運営に携わることになりました。

田畑:学べる機会があって、自分の領域だけではなく、他のジャンルにトライさせてもらえる風土があるのは、まさに働きがいにつながっていると思います。

今は社員が増え、会社がどんどん成長しているので、それに合わせて、どんどん自分も成長できる環境ですね。

(組織が急成長する中で)社員が増えていくにつれて、社員同士での意思疎通が難しくなるなどの不安はありますか?

小松:当社はわりと個性的な社員が多いのですが(笑)、今の所、そういった不安はありません。助け合うというマインドを持つ組織だからかもしれません。だから、これから社員が増えていったとしても、不安よりも”いろんな方の意見を聞ける環境になる”と捉えているので、抵抗はありません。

社長の確かなビジョンが若い人材の躍動をもたらす

「働きがいのある会社」への認定では「経営・管理者層の示すビジョンが明確」という点が高く評価されました。

田畑:経営陣とメンバーの目線合わせについては、日常的に話せる環境というのが大きいですが、定期的な取り組みとしても3カ月に一度、全社での会議が開催されていまして、そこで川島が現在のビジョンを語ってくれます。

小松:全社会議のほかにも、川島からの「今考えてること」の動画配信もありますね。社用チャットに載せてくれて、いつでも見ることができるので、そういった動画も社員の共通認識を深めるツールになっています。

田畑:当社の平均年齢は28歳くらいなのですが、川島のビジョンの一つに「若手の活躍」があります。実際に、年齢に関係なく能力や期待値、本人の意向などで、どんどん裁量権が渡されるので、入社1〜2年目で事業責任者に着任した社員もいます。

20代、しかも入社1年目で責任者となると、やりがいだけでなく、プレッシャーも大きいのではないですか?

小松:もちろんプレッシャーもありますが、やりがいのほうが強いのだと思います。向上心が高い社員が多いので、役職がモチベーションにつながって、より業務に励めるのではないでしょうか。

組織としても、ただ抜てきするするだけではなく、「新規事業開発に挑戦したい」という社員がいれば、社長をはじめとした経営陣や上司が自分の経験をもとに具体的なアドバイスをしてくれます。「失敗して当たり前」とも言ってくれているので、社員も前向きにチャレンジでき、”失敗”と思うことがないのもプレッシャーよりもモチベーションが上回る理由かもしれません。

もし失敗したとすれば、それは”人”のせいではなくて、成功させるだけのルールや仕組みが整えられなかったからだ、と考えて改善していきます。

働きがいと安心感をもたらす兼業とキャリアフレックス制度

キャリアフレックス制度が導入されていると伺っています。

小松:まだ、取り組み始めたばかりではありますが、同一職種を2年以上経験し、一定水準の評価を得ていれば、社内転職に応募できる制度を実施していく予定です。ただ今回、改めて「制度」として整備しているのですが、現状でも社内兼業や社内転職は推進していました。私も広報であるとともにマーケティングも担当していますし、兼業している社員は多くいます。

私は、入社当初は営業のアシスタントだったのですが、事情があり、フルリモートワークでの働き方をするうえで、コミュニケーションが十分に取れないことがネックになってしまったんです。そこで、アシスタントから、オンラインのやり取りでも支障のないマーケティング職に移らせてもらいました。今は、広報業務も兼務しています。

兼業する際には、研修などがあるのでしょうか?

田畑:研修とまで言えませんが、社内用のマニュアル動画が50本程度あり、ノーションなどのツールを使ってナレッジも共有されているので、分かりやすく業務を学ぶことができます。

こういった業務共有の環境や、動画などの整備は、社員が増えてきたこともあり、ここ一年ぐらいで進めた感じです。

「(兼業で)色々なことができる」一方で、「色々なことをしなければならない」として、負担になることはありませんか?

田畑:私は、入社する際に幅広いタスクをまかせていただけると言われて、それを魅力に感じていたので、入社後のギャップやネガティブな意識はあまりありませんでした。もちろん、兼業になると業務量は多くなりますが、間違いなく自分の経験になりますし、そこに働きがいを感じている人が多いのだと思います。

小松:社内で転職ができるのは、今の仕事が自分に合っていない場合の「会社を辞める」という選択肢を消してくれるメリットもあると思っています。

実は私自身、営業アシスタントからマーケティング職に移ったあと、「(この仕事は)自分には合わない」と思っていた時期がありました。その時に「広報もやってみない?」と上司から提案してもらったのですが、もし、その声掛けがなければ、退職を選択していたかもしれません。

田畑:(小松のように)社内転職は、働き続けるうえでの安心材料としても作用していると思います。

キッカケクリエイションで働く理由は社長の存在

ちなみにお二人は、「キッカケクリエイションってどんな会社?」と聞かれたときにどう答えますか?

小松:「常に自分が考えることをやめずに進められる会社」でしょうか。

私は、何も考えずに”言われたことを言われたままにやる”ということが苦手です。「こういうことをしたらどうなるんだろう?」と考えながら仕事をするのが好きなタイプなのですが、キッカケクリエイションは「考えずに仕事はできない会社」だとも言ってもいいくらいです。

田畑:そうですね。自分で考えざるを得ない状況や自分で決めなければならない場面が多くあるので、「成長できる会社」だと思います。あと、他者をリスペクトしている社員が多いので、「組織の雰囲気やマインドがポジティブな会社」とも言えると思います。

では、「キッカケクリエイションで働く理由は?」と聞かれたら、どうでしょうか?

田畑:「ビジョンや事業内容に魅力を感じるから」でしょうか。

実際に当社の「IT人材の職業紹介を通じて、IT人材不足や多重下請け構造に関する課題を解決する」というビジョンや事業内容に共感して入社した社員は多いのではないかと思います。

また、代表の川島が魅力的だというところも大きな理由の1つだと思います。ビジネスパーソンとしてだけでなく、人間としても尊敬しています。

小松:私も川島の存在、人柄は魅力に感じます。キッカケクリエイションに入社する前は、自分のやりたい職種を転々としていました。そんな私がキッカケクリエイションで働き続けられているのは社長である川島の存在があるからです。

出産など会社を辞めるタイミングはありましたが、その時々で川島と話し合い、私の人生に寄り添った解決策を提示してもらえたので、今もこうやって働き続けることができています。

成長を続けるキッカケクリエイションの今後とは

今後の展望を伺えますか?

小松:昨年だけで14名の新入社員が入社するなど、少人数だった会社がどんどん大きくなって、事業も拡大しています。

組織が大きくなると、一枚岩にほころびが出始めるのは、よく見聞きしますが、当社は川島が今後の展望をしっかり示してくれているので、そこまでの不安はありません。会社の成長に向けて自分も頑張ろう、という思いですね。

ただ、まだまだ圧倒的に人手不足だと感じています。どうしても各人の仕事のタスクが多くなってしまい、負担になっている社員もいるかもしれません。もう少し人員が増えて、ますます挑戦できる環境にできればいいなと思っています。

田畑:コーポレートとしては、組織が大きくなるにつれて、今までとは違った制度やルールづくりが求められるフェーズですので、その辺りを着々と進めて行きたいですね。

今は、新入社員の教育体制の改善や整備を進めているところです。現状のメンター制度やOJTだけでなく、しっかりとした研修制度で受け入れ体制を整えたいと思っています。

事業面の展望はいかがでしょうか?

小松:現在のIT人材紹介業は、人の奪い合いとも言える状況です。

当社としては、今、毛呂のYouTubeチャンネルが求職者募集などの発信源になっていますが、それに並ぶ別の流入経路をいろいろ増やしたいと考えています。

若年層に向けた動画での訴求をメインに、いろいろ試行錯誤しながらやっていく予定です。「キッカケクリエイション」と検索した時にあまり情報が出てこないので、今後さまざまな“キッカケ”を作ることで、もっと多くの人の目に触れる状態にしていきたいですね。

また、3方良しの取り組みとして「IT人材がより良い待遇で働ける環境を整えたい」との考えから、起業家・エンジニア養成スクール『G’s ACADEMY』(ジーズアカデミー)と戦略的な連携を取り、ハッカソンイベントにも協賛しています。

個人的な目標をお伺いしてもいいですか?

小松:自分が望めば、ビジネスパーソンとして成長し、吸収できる環境ですので、会社の成長とともに、自分もいろんなことを吸収したいと思っています。

田畑:会社が急成長しているので、それに追いついていくために頑張らないといけないと思っています。

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