メルマガで効果的にアンケートを実施する方法とは?おすすめシステムも紹介
商品やサービスの改善に向けて顧客の意見を集めたい場合、アンケート内容の工夫やメール配信システムの活用が効果的です。本記事では、メルマガで効果的にアンケートを実施する方法やおすすめシステムを紹介します。システムの導入事例も紹介するので、参考にしてください。
目次
メルマガで効果的にアンケートを実施する方法
メルマガのアンケートを効果的にするために、メールの開封率やアンケート自体の回答率を上げることが重要です。
アンケートに回答してもらうには、メルマガを開封してもらわなければなりません。開封率が上がると、アンケートに答えてもらえる可能性も向上します。アンケートの回答を促すのにも、顧客の興味を引く工夫が必要です。
メルマガの開封率やアンケートメールの回答率を上げる方法を紹介するので、取り入れていきましょう。
メルマガの開封率を上げる方法
メールを開いてもらわないと、アンケートはおろか内容も把握してもらえません。以下はメルマガの開封率を上げる主な方法です。
- 配信するタイミングを合わせる
- わかりやすく自然な差出人名にする
- 魅力的な件名やタイトルを記入する
- 迷惑メール対策を行う
- ターゲットとの関連性を意識する
メルマガを普通に送るだけでは、開封してもらえない可能性が高いといえます。配信タイミングを見極め、思わず開封したくなるような魅力的な件名・タイトルをつけましょう。各方法の詳細を説明していきます。
配信するタイミングを合わせる
メールの開封率を上げるには、ターゲット層に合ったタイミングで配信する必要があります。学生や主婦であったり、ビジネスパーソンや企業であったりと想定顧客はさまざまです。ターゲット層によって、メールが開封される時間帯や曜日は大きく異なるでしょう。
タイミングが合わないとメールを見逃してしまい、開封されなくなる可能性が高くなります。学生であれば授業時間を避けるなど、ターゲット層に合ったタイミングでメールを配信しましょう。
▷メルマガの最適な配信時間とは?読者が開封する曜日や時間帯を徹底解剖!
わかりやすく自然な差出人名にする
メールを配信するときは、どこの誰なのかわかりやすい差出人名にすることが大切です。差出人名が分からなかったり、見覚えがない差出人名だったりすると、顧客が警戒してメールの開封率が下がります。
わかりやすく自然な差出人名にすると、相手に不信感をもたれにくくなるでしょう。安心してメールを読めるため、開封率が上がっていきます。
魅力的な件名やタイトルを記入する
メールの開封率を大きく左右するのが、顧客にとって魅力的な件名やタイトルになっているかどうかです。単純な件名やタイトルだと、開封されない可能性が高くなります。適度な長さ、本文の目玉となる情報が記載されているかなどを意識してみてください。
キーワードが盛り込まれているかどうかも考え、魅力的に感じる件名とタイトルを決めましょう。
▷メルマガ配信による効果的な集客方法とは?担当者必見のコツを伝授!
迷惑メール対策を行う
メールの開封率を上げるには、迷惑メールに分類されないような対策が必要です。メールが開封されない原因の一つに、メールの内容が迷惑メールに分類されてしまうことがあげられます。
メールの内容文にスパム関連のキーワードが入っていたり、誤字脱字があったりするのが主な例でしょう。スパムメールと判断される要素があると、迷惑メールに分類されてしまいます。作成後は見直しを行い、最初から最後までこまかくチェックしてください。
▷メルマガが迷惑メール扱いに?原因と回避するための13項目をチェック!
ターゲットとの関連性を意識する
自分との関連性がないようなメールがきた場合、顧客は無視する傾向にあります。メールの開封率を上げるには、自分にとって必要な情報が書いてあるメールだと顧客に思わせることが大切です。
件名に顧客の名前を盛り込むのも、自分宛ての内容であると印象づけるのに有効でしょう。さまざまな工夫をこらして、メールの開封率アップを目指してください。
アンケートメールの回答率を上げる方法
メルマガを効果的にするには、アンケートメールの回答率も上げる必要があります。回答率を上げる方法は、以下のとおりです。
- メール冒頭に回答URLを設置する
- リンクは回答URLのみ記載する
- 関連性のないコンテンツの掲載を避ける
- 回答者への謝礼を準備する
- 集計結果を回答者へ報告する
アンケートに回答する時間がもったいないと思っている顧客も多いため、無駄なくスムーズに答えてもらえる仕組みが必要です。回答しやすい作りやお得な気分にさせる工夫が、回答率の上昇につながります。具体的にどうすれば良いのか、アンケートメールの回答率を上げる方法について説明しましょう。
メール冒頭に回答URLを設置する
アンケートの回答URLをメール冒頭に設定することで、回答率を高められます。メールの終盤に回答URLを設置すると、最後まで内容を読まなければアンケートに答えられません。答える前に離脱される可能性があり、回答URLを探す手間もかかります。
顧客の離脱率を下げるためにも、メール冒頭に回答URLを設置するのが効果的です。最後までメールを読んだ人は回答率が高いため、文章の冒頭と最後の2か所に回答URLを設置する方法も良いでしょう。
▷メルマガの作り方ガイド!初心者向けの基本知識からよくある失敗例まで
リンクは回答URLのみ記載する
アンケートメールに複数の異なるURLを設置すると、顧客はどのURLを開封するべきか迷ってしまいます。アンケートの開封率を高めるために、リンクは回答URLのみ記載しましょう。
自社HPやお問合せ用のリンクが必要な場合は、回答URLから離して記載したり、フォントサイズを変えたりする工夫が必要です。
関連性のないコンテンツの掲載を避ける
アンケートメールでは、関連性のないコンテンツの掲載を避けるべきです。伝えたい内容がわかりづらいと離脱する人が増え、回答率が下がります。伝えたい情報が複数ある場合には、別途でメールを配信しましょう。
回答者への謝礼を準備する
アンケートの回答率を高めるには、回答者への謝礼も効果的です。アンケートに答えるメリットを与えることで、回答率アップにつながります。
顧客は時間をさいてアンケートに応じているので、感謝の気持ちを伝えるのは重要でしょう。回答に対する謝礼を用意しておけば、顧客の興味をひくきっかけにもなります。
集計結果を回答者へ報告する
集計結果を回答者へ報告するのも大切です。アンケートの回答だけを押し付けると、自社への信用度やイメージが下がる可能性があります。結果報告を行えば、顧客の声を反映する企業であることをアピールできるでしょう。アンケートによって生まれた顧客との接点を大切にし、自社への好感を高める取り組みの一環にもなるのです。
自社への好感が高まれば、再度アンケートを実施した際に回答してもらいやすくなります。
▷メルマガの到達率を上げるには?改善方法と平均到達率を紹介
アンケートメールの作成方法
答えてもらえるアンケートメールを作るためにも、基本的な作成方法を知っておきましょう。アンケートメールの作成方法は、以下のとおりです。
- 目的や用途を明記する
- アンケートの所要時間を記載する
- アンケートの回答期限を設ける
- 問い合わせ先を記載する
- わかりやすい箇所に回答URLを設置する
- 謝礼の存在をアピールする
ひとつずつ解説します。
目的や用途を明記する
アンケート実施の目的や用途が不明確だと、顧客に不信感を与えてしまいます。回答者から得た情報は、自社商品やサービスの品質向上に役立てるために使うことを明記しましょう。なぜアンケートを実施しているのか、目的や用途を正確に伝えてください。
アンケートに記載した個人情報に関する説明も必要です。アンケートの目的以外には使用しない、外部へ漏らさないなどの文言を記載すれば、顧客の安心感を高められます。
アンケートの所要時間を記載する
アンケートの所要時間を記載することで、回答率を高められます。アンケートの回答にどれくらいの時間がかかるか不明だと、答えるのをためらう恐れがあるでしょう。どれくらい時間がかかるかわからないものに、積極的に参加しようと思う可能性は低いためです。
所要時間がわかれば、今自分にできる余裕があるかも判断しやすくなります。正確なアンケート結果を集計するためにも、回答にかかる大まかな時間を記載しましょう。
アンケートの回答期限を設ける
回答期限を記載すると、顧客にとってのアンケートの優先順位を上げるのに効果的となります。アンケートの回答は、顧客からすると優先順位が低くなるため、優先順位を上げる対策を行って回答を促す必要があるでしょう。
回答期限を設定すると、顧客にとっては意見を伝える機会が限定されることになります。「今しか伝えられない」ことを強調でき、アンケートへの回答を優先する効果が期待できるのです。
あえて期限を設けて回答の優先順位を上げれば、顧客のアンケート回答率向上が期待できるでしょう。
問い合わせ先を記載する
顧客の疑問や悩みに回答できる窓口として、電話番号やメールアドレスなどを記載しましょう。問い合わせ先の記載は顧客の安心感につながり、回答への不安を解消します。アンケートメールの権威性を高める効果も期待でき、正当な内容であることの担保が可能です。
わかりやすい箇所に回答URLを設置する
アンケートの回答URLは、顧客にとってわかりやすい箇所に設置すべきです。回答URLが文章中にまぎれていると、顧客は見落としがちになります。文章の最初、もしくは最後に設置するようにしましょう。
謝礼の存在をアピールする
アンケートの回答に対する謝礼の存在をアピールすれば、回答率が高くなる可能性があります。回答後にプレゼントがもらえる、特典を受けられるなどの旨を記載しましょう。
アンケート回答にメリットがあるとの主張は、回答率の上昇に有効です。謝礼の存在を示す文章は、わかりやすい位置に載せておきましょう。
▷開封率がアップするメルマガテンプレートの作成方法!活用するメリットを解説
アンケートメールの参考文例
アンケートメールの参考文例について、個人に送る場合と一斉送信する場合に分けて紹介します。アンケートメールを作成する際は、ぜひ参考にしてみてください。
アンケートメールを個人に送る場合
件名:〇〇に関するアンケートのご依頼 |
株式会社~ 営業部~様平素より大変お世話になっております。 株式会社~・販売担当の~と申します。 この度は、弊社が販売している〇〇を購入していただき、ありがとうございます。弊社では、〇〇をご使用してくださっている方に対して簡単なアンケートを実施しております。 【回答URL】 ご回答くださいました内容をもとに、今後の品質向上に役立てたいと考えておりますので、何卒ご理解・ご協力をお願い申し上げます。つきましては、下記URLより回答していただけますと幸いです。 【回答URL】 所要時間は3分ほどです。お手数をおかけしますが、アンケートは〇月〇日までにご回答いただくようお願いいたします。 ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 署名 |
アンケートメールを一斉送信する場合
件名:〇〇に関するアンケートのご依頼~抽選でプレゼント実施中~ |
お客様各位平素より大変お世話になっております。 この度は、弊社が販売している〇〇を購入していただき、ありがとうございます。 弊社では、〇〇をご使用くださっている方に対して簡単なアンケートを実施しております。 【回答URL】 ご回答いただいた内容をもとに、今後の品質向上に役立てたいと考えておりますので、何卒ご理解・ご協力をお願い申し上げます。 お客様のご意見は、弊社のプライバシー・ポリシーに従って取り扱われ、サービスと商品の品質向上を目的に使用いたします。つきましては、下記URLより回答していただけますと幸いです。 【回答URL】 所要時間は3分ほどです。 尚、〇月〇日までにアンケートにご回答いただいた方のなかから、抽選で弊社の新商品3点を5名様にプレゼントいたします。 お手数をおかけしますが、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 署名 |
アンケートメールにおすすめのメール配信システム
アンケートメールにおすすめのメール配信システムを5つ紹介します。それぞれの特徴や費用を比較し、自社に合ったメール配信システムの導入を検討してみてください。
blastmail
blastmailは、2022年3月16日に11年連続顧客導入数No.1を達成しているメール配信システムです。最も料金が安いLightプランでも、メール配信数が無制限となっています。
専門知識がない人でも直感的に操作できるシンプルさが魅力でしょう。アンケート調査に初めてメール配信システムを導入する場合にもおすすめです。
提供元 | 株式会社ラクスライトクラウド |
初期費用 |
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料金プラン |
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導入実績 | 18,000社以上 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
Cuenote FC
Cuenote FCはシステム契約数2,000超、月間配信数は70億通以上に到達するメール配信システムです。スマホからも手軽にメールを配信でき、場所を選ばず作業できます。メールマーケティングに必要な機能を標準搭載しているため、効果的なアンケートメールを送信できるでしょう。
独自開発した配信エンジンによって、高速かつ確実なメール配信を実現しているのも特徴です。
提供元 | ユミルリンク株式会社 |
初期費用 |
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料金プラン | ■Premiumプラン 宛先アドレス数
■専用ASPプラン:15万円~/月 ■オンプレミスプラン:54,000円~/月 |
導入実績 | 2,000社以上 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
WEBCAS e-mail
日テレやセブン銀行をはじめ、多くの企業や自治体・官公庁で利用されているメール配信システムにWEBCAS e-mailがあります。大量メールやメルマガの一斉配信、既存データベースとの連携など機能も豊富です。ニーズに合わせたサービスで、アンケートなどのメール配信業務をサポートします。
提供元 | 株式会社WOW WORLD |
初期費用 |
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料金プラン |
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導入実績 | シリーズ導入実績9,000社以上 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
Mail Publisher Smart Edition
Mail Publisher Smart Editionを使えば、SFTP/API連携によって高度なマーケティング環境を実現できます。4,100万通/時という圧倒的な配信性能と、月間70億通を超えるメール配信実績を誇るシステムです。
配信力の強さから、アンケートメールを確実に届けることができるでしょう。メール配信システムのほかにも、マーケティングオートメーションやSMS送信サービス、HTMLメールエディターなど多数のサービスを提供しています。
提供元 | エンバーポイントホールディングス株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
Benchmark Email
Benchmark Emailは、世界50万社に選ばれているメール配信システムとして知られます。ドラッグ&ドロップの簡単操作で、初心者でもおしゃれなHTMLメールが簡単に作成可能です。
作成したHTMLメールは、パソコン・スマホ・タブレットなどのデバイスに応じて自動的に最適表示されます。レスポンシブデザインに対応しているため、閲覧環境を問わずにアンケートメールを送信できるでしょう。
提供元 | Benchmark Internet Group |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ■月額
■年額
※別途配信数プランあり |
導入実績 | 世界50万社 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
▷【最新】おすすめメール配信システム30選!料金・機能・特徴の比較表あり!
メール配信システムをアンケート調査に導入している事例
メール配信システムをアンケート調査に導入している企業は多くあります。導入してどのようなメリットがあったのか、事例をもとに紹介しましょう。
株式会社早稲田大学アカデミックソリューション
株式会社早稲田大学アカデミックソリューションでは、WEBCASシリーズのアンケートシステムとメール配信システムを導入しました。システム化のおかげで、ID管理業務の工数を5割超も削減することに成功しています。
導入以前はExcelでメールデータを管理しており、作業の負担は相当でした。メール配信システムを導入したことで管理業務が効率化され、回答率の向上にもつながっています。
TOKYO創業ステーション Startup Hub Tokyo運営事務局
TOKYO創業ステーション Startup Hub Tokyo運営事務局も、システム導入で業務改善効果を実感しています。開設1周年を目前としたタイミングで、システムを使ったWebアンケートを初めて実施しました。
アンケートシステムには、営業担当者の対応が早くて的確だったとの理由でWEBCASを導入しています。WEBCAS formulatorの「アンケート設問分岐」機能を使い、回答内容に応じて次に投げかける設問を分岐させました。
設問分岐機能で必要なアンケート内容のみが表示されるようになり、よりスピーディーな回答環境を実現しています。シンプルで答えやすいアンケート内容になったことで、希望の2倍近い回答を集めることに成功したのです。
株式会社B4F
サービスの会員をターゲットにメール配信システムを利用したのが、株式会社B4Fの事例です。メール配信システムであるWEBCASを導入したことにより、低コストで大規模にメール配信ができるようになりました。
数十万にのぼる会員数に対応するには、相当な配信コストをかけなくてはなりません。システムの採用を機に低コストで大量のメールを配信できるようになり、アンケートシステムの費用対効果の高さも実感できました。
株式会社iTiDコンサルティング
株式会社iTiDコンサルティングでは、アンケート運営システムとしてWEBCASを導入しています。導入に伴い、アンケートの準備時間を96.7%も短縮することができました。
海外向けの顧客も多かったため、8ヶ国語に対応しているWEBCASとの相性は高いでしょう。セキュリティレベルにも満足しており、顧客にアンケートシステムを説明する際の説得力になるとして評価しています。
メルマガの内容はアンケート回答率に影響する
メルマガにおけるアンケートの回答率を高める方法や、アンケートメールの作成方法、おすすめのメール配信システムを紹介しました。アンケートに答えてもらうには、メールの開封率を高める必要があります。ターゲットとなる顧客が興味をひき、開きたくなるような作り方が大切です。アンケートの回答を促す工夫もプラスし、回答率を高めましょう。
効果的なメール・メルマガを配信するために、メール配信システムの利用も検討してください。アンケートの開封率・回答率に影響する要素を知ることが、有効なメールマーケティングの一歩となります。
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