RPAの資格とは?試験難易度や試験内容・取得するメリットを紹介!
RPAへの注目が高まっている昨今、企業からの需要も増えているRPAエンジニア。RPAエンジニアへの転職を有利にするためにも、RPAの資格を取得することは大切です。そこで本記事では、そんなRPAの資格について、主な資格から試験内容まで徹底解説していきます。
目次
RPAの資格とは?
RPA(Robbotic Process Automation)資格とは、RPAの各ツールが提供している民間の資格のことです。現段階で、RPAに国家資格はありません。
また、RPAとは、情報処理やデータ入力、検索や分析などの作業を、ソフトウェアロボットに行わせるツールです。RPA資格の取得によりツールの知識やスキルがあることが証明できます。
RPAの技術者を目指すのであれば、取得しておくべき資格だといえるでしょう。
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RPAの資格を取得するメリット
RPAの資格を取得するメリットについて解説していきます。RPA資格を取得すれば、RPAツールの知識やスキルを有することが証明でき、自身のスキルアップにもつながるでしょう。
自身のスキルに対する客観的証明ができる
自身のスキルに対する客観的証明ができることがメリットの一つです。RPAは事務職や営業職のデスクワークを自動化したり、効率化を目指したりするツールになります。
しかし、さまざまなツールがあり、RPAの知識やスキルを証明できる指針が定まっていません。そのため、RPA資格を取得していれば、RPAを使いこなせるという客観的な証明になります。
また、多くの企業が注目しているRPAの資格を取得していると、就職や転職などのキャリアアップにも役立つでしょう。
自身のスキルを向上させることができる
RPA資格は各ツールが提供しており、難易度もさまざまに設定されています。そのため、段階的に目標を設定して学ぶことで、自身のスキル向上につなげられます。
企業へのアピール材料として役立つ
企業へのアピール材料として役立つこともメリットに挙げられます。働き方改革でも、RPAの注目度は高まっており、就職活動や転職活動を行うときには、企業への強力なアピールにもなるでしょう。
また、RPAを活用すると事務作業の効率化がはかれます。企業では、今後ますます問題となってくる人材不足を解消する手段のひとつとして、RPAの導入や活用が急務となっているのです。RPAの高度な資格を取得しておくことで、将来的にも企業に求められるチャンスが多くなっていくでしょう。
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RPAの主な資格|試験内容・難易度・費用とは?
RPA資格は民間の資格で、各ツールが提供する資格です。
ここでは、おもなRPAの資格の試験内容や難易度、費用などを紹介していきます。
UiPath
UiPath Certified Professional(UCP)は、UiPathが提供しているRPA資格です。アソシエイトとデベロッパー上級の2種の資格があります。
UiPath RPAアソシエイト資格試験
UiPath RPAアソシエイト資格試験は、RPAエンジニアを目指す人がまず取得したい、初歩的な資格です。業務の分析や簡単な自動化を構築するスキルを評価します。
試験内容 |
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難易度 |
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費用 | 16,000円 |
URL | 公式サイト |
UiPath RPAデベロッパー上級資格試験
UiPath RPAデベロッパー上級資格試験は、RPAの専門知識や、複雑な業務プロセスの自動化を構築できる能力を認定する資格です。RPAデベロッパーとして、半年以上の実戦的経験と知識を持つ人を対象としています。
試験内容 |
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難易度 |
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費用 | 22,000円 |
URL | 公式サイト |
Win Actor
Win Actorは、株式会社NTTデータが提供しているRPA資格です。アソシエイトとエキスパートの2種類の資格があります。
RPA技術者検定アソシエイト
RPA技術者検定アソシエイトは、Win Actorの基本的知識を体系的に学びたい人に向けた資格です。
試験内容 |
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難易度 |
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費用 | 7,150円(税込) |
URL | 公式サイト |
RPA技術者検定エキスパート
RPA技術者検定エキスパートは、Win Actorの深い知識が問われる資格です。業務改善ツールとしてWin Actorを活用した経験や、トラブル対応などの運用経験がある人を対象としています。
試験内容 |
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難易度 | Win Actorの知識はもちろん、シナリオ作成から運用までの実務経験を求められるため、難易度はかなり高い |
費用 | 27,500円(税込) |
URL | 公式サイト |
RPAの資格を取得するためのポイント
RPAの資格を取得するためのポイントを3つご紹介します。将来的にも活躍の場が想定されるRPAデベロッパーを目指す人はもちろん、すでにRPAデベロッパーとして就業している人にも、RPA資格を取得することは有益です。
RPAツールを使用しながら勉強する
RPAツールを使用しながら勉強するといいでしょう。
難易度の高いRPA資格試験には、実技が含まれるものもあります。また、RPAデベロッパーの仕事に従事する際にも実践経験は有効であるため、テキストで勉強するだけでなく実際にツールを使って理解することが、資格取得への近道となるでしょう。
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RPAの書籍を活用する
RPAの書籍を活用するといいでしょう。RPAについてまったく知識がないのであれば、テキストなどの書籍を活用するという勉強方法もおすすめです。
RPAの資格取得に向けた書籍は、さまざまな種類のものが出版されており、初歩的な知識はもちろん、実践方法なども書籍で効率的に学ぶことができます。また、RPA資格試験の過去問題が掲載されたものもあり、試験問題の傾向をつかむのにも役立つでしょう。
無料講座などに参加する
無料講座などに参加することもポイントのひとつです。RPAツールを提供する企業が開催する研修や無料講座を利用したり、さらに高いレベルの知識を得たいという人は、有料講座などを利用するのもおすすめです。
RPAの資格を取得して企業にアピールしていこう
今回は、RPA資格について解説してきました。
事務の効率化が構築できるRPAツールは、企業が推進する働き方改革のシーンでも注目度が高く、今後ますます導入が進んでいくことが予想されています。そのため、RPA資格を取得することで、企業からの注目度も高まり、自身のキャリアアップにもつなげられるでしょう。
また、RPA資格は難易度別に資格が設定されているため、段階的に勉強することができ、自身のスキルアップにもなります。将来性のある資格取得を目指すなら、RPA資格に注目してみてはいかがでしょうか。
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