【2024年最新】企業データベースのおすすめ12選比較|機能や選び方・メリット
営業成約率の向上や、取引のリスク軽減に役立つ「企業データベース」。企業についてのさまざまなデータが幅広く収集されており、導入する企業が増えています。本記事では、企業データベースのおすすめ12選を比較し、機能や選び方・メリットを解説します。
目次
企業データベースとは?
企業データベースとは、企業に関するさまざまな情報を掲載したデータベースのことです。具体的には、業務内容・業績・連絡先・主な取引先・従業員数などの情報が記載されています。
データベース内では目的に応じて検索ができ、条件に合った企業の絞り込みが可能です。さらに、絞り込んだ潜在顧客などを自動でリストアップすることもできます。
企業データベースを活用すればデータ収集・分析にかかる時間を削減できるため、効率的な営業・マーケティング活動が可能になるでしょう。また、与信調査やリスク調査などもでき、取引リスクの軽減にも役立ちます。
企業データベースの主な機能
企業データベースでは、以下のような機能が使用できます。
機能 | 詳細 |
企業情報の提供 | 業務内容・業績・連絡先・主な取引先・従業員数などの企業に関する情報を提供する。 |
検索・絞り込み | 詳細な条件を設定して、データベースから目的に合った企業の検索・絞り込みをする。 |
ターゲットリスト作成 | 登録情報をもとに、新規顧客・潜在顧客などのターゲット企業のリストを作成する。 |
取引先管理 | 自社の取引先・営業先リストを登録し、名寄せを行い、企業データベース上の情報と紐付けて管理する。 |
外部ツール連携 | 顧客管理システム(CRM)・営業支援システム(SFA)・マーケティングオートメーション(MA)などの外部ツールとデータの自動連携を行う。 |
企業データベースおすすめ9選比較
ここでは、おすすめの企業データベースを9つ紹介します。各製品の特徴のほか、プラン内容や料金などを参考にしてください。
1.SPEEDA
SPEEDAは、豊富なデータやレポートから情報収集を効率化できる企業データベースです。560業界についてまとめた独自のレポートやビジネストレンド、国内外のニュースなどが収録されています。
日本や世界の1,000万社の企業情報から条件に合った企業を検索し、グローバルにターゲットリストを作成可能です。さらに、特許動向検索機能により、さまざまな企業の技術投資動向も把握できます。
提供元 | 株式会社ユーザベース |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
掲載企業数 | 上場・非上場企業約1,000万社 スタートアップ約30万社 |
機能・特徴 | 業界レポート、トレンド・ニュース、企業検索、特許動向検索、ターゲットリスト作成など |
URL | 公式サイト |
2.uSonar
uSonarは、820万件の法人企業情報が収録された企業データベースです。事業所単位でクレンジング・名寄せが可能なため、取引先情報を正確に管理できます。
リード・取引先のデータは企業データベースと一元管理が行え、優先的にアプローチすべき企業を可視化できるのも特徴です。名刺情報をスキャナーで取り込んでデータ化し、CRM・SFAなどの外部ツールと情報の連携もできます。
提供元 | ユーソナー株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
掲載企業数 | 法人企業820万件 |
機能・特徴 | 820万件の法人企業データベース、事業所単位のクレンジング・名寄せ機能、優先アプローチ先を可視化、名刺情報管理など |
URL | 公式サイト |
3.FORCAS
企業リサーチを効率的に進められる企業データベースに、FORCASがあります。増収増益・採用傾向などの条件で検索・絞り込みができ、良質な営業リストの作成に役立つのです。
また、Excelで既存顧客リストをアップロードするだけで、受注しやすい企業の傾向を分析できます。SalesforceやMAツールなどとの連携にも対応するため、柔軟に組み合わせて使うことができるでしょう。
提供元 | 株式会社ユーザベース |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
掲載企業数 | 150万社以上 |
機能・特徴 | 企業リスト作成、受注しやすい企業の傾向分析、名寄せ機能、リサーチ機能、外部ツール連携など |
URL | 公式サイト |
4.東京商工リサーチ
東京商工リサーチは、さまざまな調査レポートやオンライン企業情報などにアクセスできる企業データベースです。倒産確率・与信限度・コンプライアンスチェックなどの取引リスクの調査もできます。
企業データベースから営業リストを作ることで、取引先の新規開拓にも活用可能です。市場調査・M&Aなど、ビジネスに関する相談ができるサポートも付いてきます。
提供元 | 株式会社東京商工リサーチ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
掲載企業数 | 900万件超超の国内企業情報 全世界5億件超の海外企業情報 |
機能・特徴 | 調査レポート、倒産・注目企業情報、取引リスク調査、営業リスト作成など |
URL | 公式サイト |
5.帝国データバンク
約3.75億社もの調査データを構える企業データベースが、帝国データバンクです。豊富な情報量でビジネスをサポートするほか、オンライン上で提供される「COSMONET」の活用で的確な企業リサーチを実現します。
取引先ポートフォリオ分析機能により、取引額を増やしてもよい企業やセーブすべき企業の明確化が可能です。営業ターゲットリスト作成による新規アプローチ支援、取引状況を一元管理する顧客データベース構築など欲しい機能が充実しています。
提供元 | 株式会社帝国データバンク |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■COSMOSNET
※ほか、「信用調査報告書(CCR)」「海外企業信用調査」など、多種多様な調査請求が可能 |
掲載企業数 | 約3.75億社のグローバル企業 |
機能・特徴 | 企業概要データベース、営業ターゲットリスト、業界・市場調査、企業信用調査、取引先ポートフォリオ分析など |
URL | 公式サイト |
6.SalesNow
データの力を強みとするSalesNowは、520万社以上の企業情報にアクセスできる企業データベースです。企業の採用情報やニュースから興味関心・行動を分析するシナリオ検索機能を使うと、アプローチすべきターゲットの絞り込みができます。
企業の連絡先は、代表連絡先・部署連絡先・担当者連絡先などが300万件以上登録されており、適切な連絡先の選定が可能です。また、チャットツールと連携して情報の更新を通知したり、提供元からのサポートを受けたりすることができます。
提供元 | 株式会社SalesNow |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
掲載企業数 | 520万社以上 |
機能・特徴 | シナリオ検索、連絡先情報、いつでも相談可能なチャットサポートなど |
URL | 公式サイト |
7.Beegleデータ
データの新鮮さにこだわるなら、Beegleデータが候補にあがるでしょう。63万社ある企業データは2ヶ月ごとにアップデートされ、定期的に最新の情報を収集できます。
企業の活動・事業分野・トレンドにマーケティングタグを付与しているため、さまざまな切り口から企業のターゲティングが可能です。SFA・CRM・RPAなどの外部ツールとのデータ連携もできます。
提供元 | ネットビジネスサポート株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
掲載企業数 | 63万社 |
機能・特徴 | 63万社の企業データを収録、2ヶ月ごとに最新データに更新、マーケティングタグ、外部ツール連携など |
URL | 公式サイト |
8.SES RESEARCH
SES RESEARCHは、SES企業に特化した企業データベースで、2,500件超の企業データにアクセスできて競合調査を効率的に進められます。
市場構造の把握や先行事例の収集も可能で、新規事業立ち上げ・営業リストの作成などに役立てられるでしょう。ターゲット企業に関する経営分析やトレンドの把握もでき、競合他社の動向をいち早く察知したい場合に重宝します。
提供元 | 株式会社アールエンジン |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
|
掲載企業数 | SES企業2,500件超 |
機能・特徴 | SES企業の情報をワンストップで取得、経営企画・競合調査、営業リスト、M&A・資本提携調査など |
URL | 公式サイト |
9.日経テレコン
日経テレコンの強みは、750以上のコンテンツに紐付く検索機能です。1億を超える記事データや151万社の企業データから、目的の情報へ多角的にアクセスできます。
グリッピング機能を活用すれば、登録したキーワードに関する新着記事の自動収集も可能です。スマートフォンアプリからも使え、移動中でも手軽に利用できます。企業格付の変更や人事異動などをメールで通知するため、最新情報を逃しません。
提供元 | 株式会社日本経済新聞社 |
初期費用 | 販売代理店契約:17,600円(税込)〜 オンライン契約・プリペイド購入:無料 |
料金プラン | 販売代理店契約:8,800円(税込)〜 オンライン契約:6,600円(税込)〜 プリペイド購入:サービス利用ごとに都度払い(購入金額が上限) |
掲載企業数 | 151万社 |
機能・特徴 | 検索機能、クリッピング、メール通知機能、スマートフォンアプリから利用可能など |
URL | 公式サイト |
【無料】企業データベースおすすめ3選比較
できるだけコストカットしたい場合、無料の企業データベースから導入を検討しましょう。無料で使えるおすすめの企業データベースを紹介します。
1.Musubu
情報の精度と数を両立するMusubuは、140万社以上の企業情報にアクセスできる企業データベースです。細かい条件を設定しての絞り込み検索が可能なので、適切なターゲット企業をリストアップできます。
作成した営業リストに掲載されている企業に対して、メールの一斉配信が可能です。また、開封率の分析もできるので、確度の高い企業に絞ったアプローチができます。
提供元 | Baseconnect株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
■単月プラン
|
掲載企業数 | 140万件以上 |
機能・特徴 | 絞り込み検索機能、既存顧客リストとの紐付け機能、メール一斉配信機能、メール開封率分析機能、既存顧客分析機能など |
URL | 公式サイト |
2.FUMA
ログイン不要で利用できる無料の企業データベースに、FUMAが挙げられます。地域や職種・業績・規模などの条件から企業の検索が可能で、コストをかけずに企業リストを作成可能です。40,000種類以上の関連タグが付与されているため、より精度の高いターゲティングも行えます。
基本的に無料で使えますが、リストのCSV出力は有料オプションです。
提供元 | 株式会社Plainworks |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 ※CSVデータ出力は単価5円で500円〜 |
掲載企業数 | 全国の有力企業160万社 |
機能・特徴 | ログイン不要で利用可能、条件検索、企業リスト作成、40,000種類以上の関連タグ検索など |
URL | 公式サイト |
3.BIZMAPS
低コストで高精度のリサーチを求めるなら、BIZMAPSが選択肢に入ります。会員登録するだけで170万社以上の情報にアクセスでき、月100件までならダウンロードは無料です。
5,000項目以上のオリジナルタグで検索できるため、精緻な営業リストを作成できます。データベースの鮮度も追求しており、約3,200人のリサーチャーによって確認や更新がなされているのです。
提供元 | 株式会社アイドマ・ホールディングス |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | Free:無料 個別購入:5,000円(税込)〜 ■定額プラン5000
■定額プラン1000
|
掲載企業数 | 170万社以上 |
機能・特徴 | 営業リストの収集・作成、5,000項目以上のオリジナルタグ、会員登録のみで無料で月100件までダウンロード可能、更新型データベースなど |
URL | 公式サイト |
企業データベース導入のメリット
企業データベースを導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、企業データベース導入のメリットについて解説します。
企業データをスピーディかつ効率的に収集できる
企業データベースでは、業種や事業規模、タグなどから情報を検索可能です。豊富なデータから欲しい情報にすぐに辿り着けるため、情報収集にかかる手間や時間を大幅に削減できます。情報の網羅性が高くアップデートにも対応するため、高品質なデータを収集可能です。
競合他社の分析は企業運営に欠かせない一方、情報を集めるのには時間がかかります。企業データベースを活用した迅速かつ効率的な情報収集は、競争を勝ち抜く上で必須といえるのです。
また、企業データベースからは取引相手の信用情報や取引リスクの把握もできます。適切な与信管理に役立つほか、リスクヘッジの効率化も実現できるでしょう。
営業活動・企業リスト作成にかかる費用・手間を削減できる
詳細な条件を設定して絞り込みができるため、企業のリストアップが簡単にできるのもメリットです。よって、精度の高い企業リストをもとにした営業・マーケティング活動が可能になります。
さらに、リサーチにかかる人件費や紙のリストの作成費など、コストが削減できるのもポイントです。調査にかかっていた時間やコストをほかの業務に回せるほか、営業やマーケティング活動などのコア業務に注力できるようになるでしょう。
企業データを見える化できる
企業データベース内の情報は、グラフやチャートなどで可視化できます。データの比較・把握を容易にし、具体的な根拠に基づいた意思決定を実現するでしょう。製品によっては、業界動向やトレンド分析、さまざまな調査データにもアクセスできます。
また、レポートの出力も可能なため、レポート作成にかかる時間を大幅に短縮できるのもメリットです。可視化した情報は共有にも適しており、経営層などへの報告もスムーズに行えるでしょう。
企業データベースを選ぶポイント
便利な企業データベースですが、選ぶ際に注意したいポイントがあります。企業データベースを選ぶポイントについて知り、最適な製品選びに役立ててください。
登録してある企業件数はどのくらいか
企業データベースを選ぶ際は、登録されている企業件数をチェックしましょう。製品によって企業件数はさまざまで、なかには特定の業界にのみ特化したものもあります。より多くの企業データを扱いたい場合は、企業件数の多い製品を選ぶのがポイントです。登録件数が多いほど、欲しいデータを収集できる確率も上がるでしょう。
ただし、企業件数が多くなるほど利用料金が高くなる傾向があります。企業件数の多さだけでなく、自社の事業規模や取引したい企業の地域・業種・利用目的などに応じた製品を選ぶことが大切です。
検索性・操作性は高いか
検索性や操作性の高さも、企業データベース選びの重要なポイントです。企業データベースでは、条件を指定して絞り込み検索ができます。業種や事業規模などの基本情報以外に、細かいタグ設定ができる製品であればより高度な検索・絞り込みができるでしょう。ターゲットを明確に捉えたい企業にとって、高精度な検索機能は欠かせません。
また、操作性も確認することが大切です。高機能な企業データベースを導入しても、使いこなせなければ意味がありません。実際に使用する担当者にとって使いやすいシステムを選びましょう。システムによっては無料トライアル期間を設けていることもあるため、使用感を確かめてから本格導入するのもおすすめです。
アップデートの頻度が多いか
企業データベースを選ぶ際は、アップデート頻度もチェックしましょう。企業情報は常に変化しているため、アップデート頻度の低い製品だと、企業の倒産や取引リスクに気付かない恐れがあります。
製品によってアップデート頻度は異なるため、可能な限り更新頻度の高いシステムを選ぶことが大切です。鮮度の高い情報を得ることで、的確な営業やマーケティング活動につなげることができます。
他システムと連携できるか
外部システムと連携できるかどうかも確認すべき点です。顧客管理システム(CRM)・営業支援システム(SFA)・マーケティングオートメーション(MA)などのシステムと連携できるかチェックしましょう。
外部システムと連携することで、作成したリストを同期できたり、メール配信を効率化できたりします。システムの相乗効果でスムーズな営業活動に役立ち、生産性の向上に寄与するのです。
費用対効果は得られるか
企業データベース選びにおいて、費用対効果の試算は欠かせません。高機能な製品ほど価格が高くなる傾向があるため、必要以上の機能を搭載したシステムを選ぶとコストが無駄になってしまいます。
したがって、導入目的や課題を明確にし、必要な機能に絞って選ぶことが大切です。事前に導入・運用コストを計算し、中長期的な視点で費用対効果をチェックしましょう。
企業データベースを導入し企業戦略に活用しよう
営業・マーケティング戦略を練る上で、企業データベースは便利なシステムです。豊富なデータから条件に合った企業を絞り込めるので、精度の高い営業リストを作成できるでしょう。
企業データベースは製品によってさまざまな特徴があります。今回紹介したシステムや選び方のポイントなども参考に、自社に合った企業データベースを導入しましょう。
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