【無料版あり】人気のおすすめ給与計算アプリ6選比較!選び方や活用するメリット
月末になると給与計算が大変と感じている方が多いでしょう。現在では作業の効率化を図るために給与計算アプリを使用して管理をしているところが多く、一般業務と並行しながら対応するところが増えています。そこで、今回は給与計算アプリの内容を紹介しながら、6つのアプリを紹介するので、自社や自分に合っているものを見つけてください。
目次
給与計算アプリとは?
給与計算アプリとは、従業員の給与や社会保険料、所得税などを計算してくれるシステムです。勤務時間や勤務形態、手当といった勤怠情報を入力することで、毎月の給与を自動で計算してくれます。
スマホやタブレットなどのデバイスとインターネット環境さえ整っていれば、時間や場所を問わず給与計算業務が行えるため、業務効率化やコスト削減の一環として導入する企業が増えてきています。
給与計算アプリの主要機能
給与計算アプリでは、主に以下の5つの機能が利用できます。
- 給料の自動計算
- 保険料・所得税の自動計算
- Web明細書の発行
- 年末調整
- 他システムとの連携
給与から差し引かれる所得税などの計算も行ってくれるほか、Web明細書の発行や年末調整機能が搭載されているアプリも存在します。また、給与計算を行う際は勤怠データや従業員情報を入力する必要があるため、勤怠管理システムなどと連携可能なものを選ぶとよいでしょう。
▷【2024年最新版】給与計算ソフトおすすめ11選!タイプ・規模別に徹底比較
給与計算アプリを利用するメリット
給与計算アプリを利用することで、業務の負担をなくすほか、さまざまなメリットを享受できます。ここでは、給与計算アプリを利用するメリットについて詳しく見ていきましょう。
給与明細をアプリ上で確認・発行できる
給与計算アプリでは、アプリ上で給与明細の確認・発行をすることが可能です。給与明細を印刷し、封筒に1つずつ入れて配布するといった作業が不要となるため、労力の軽減につながります。
従業員が給与明細にアクセスしやすくなるのもメリットのひとつです。インターネット環境さえあれば、時間や場所に関係なく給与明細の確認が行えます。また、紙の給与明細とは違って従業員の個人情報を安全に管理できるようになるため、情報漏えいのリスクも軽減できます。
さまざまな雇用形態に対応できる
会社の中には正社員だけではなく、派遣社員・アルバイト・業務委託・管理職などさまざまな雇用形態の社員が在籍しています。雇用形態ごとに給与規定が異なるので、手作業で計算しようとすると従業員情報を参照して一人ずつ算出しなければなりません。
給与計算アプリでは、労働条件や給与規定を踏まえて自動的に計算し、複雑な給与計算をミスなく行ってくれます。
法改正に自動で対応できる
給与計算アプリを利用することで、法改正に自動で対応できます。社会保険や所得税の計算は法令にもとづいて行う必要があります。そのため、改正があるたびに給与計算の担当者は新たな制度の内容について理解しなくてはなりません。
給与計算アプリを利用すれば、改正したタイミングで自動アップデートによって保険料や税金の計算を最適化します。法改正の有無を定期的に調べたりする必要もなくなるため、担当者の負担軽減にもつながるでしょう。
給与明細を紛失する心配がない
給与計算アプリを利用することで、給与明細を紛失した際に再発行が必要となることもありません。
紙の給与明細では、他の人の給与明細を配布してしまうなどのミスや盗難のリスクもありますが、給与計算アプリにすればそのような心配もなくなります。他の人に給与明細を見られる可能性がなくなるため、従業員としても安心して利用できるでしょう。
▷給与明細とは?基礎知識から給与計算時の発行義務・発行方法について
給与計算アプリを選ぶポイント
給与計算アプリにもさまざまなタイプがあり、実際使うとなるとどれを選べばいいか迷うこともあるでしょう。
ここからは、給与計算アプリを導入する際に知っておきたいポイントを紹介します。
操作性や使い勝手が良いか
どんなに高性能な給与計算アプリでも、見にくく複雑な操作が必要では困ります。効率的に使うためにも、操作性や使い勝手の良い給与計算アプリを選ぶことが大切です。
給与計算は誰もが関わるわけではありませんが、給与計算業務を行っている人が退職などした場合でも、引継ぎしやすくわかりやすいアプリの方が安心です。
個人向けの給与計算アプリの場合、従業員が自分の給与を管理し把握できることもあるので、「見やすく使いやすい」給与計算アプリを選ぶようにしましょう。
必要な機能が搭載されているか
給与計算アプリを選ぶ際は、自社に必要な機能が搭載されているかについても確認してください。給与計算アプリには、幅広い企業に対応するものから、特定の業界に特化したものなどさまざまなものが存在します。
また、企業の規模によっても必要な機能は異なるものです。従業員数が少ない小規模な企業であれば、給与計算機能に特化したもので十分かもしれません。一方、中規模以上の企業は雇用形態や給与体系によって計算が複雑になるため、勤怠管理システムや人事労務管理システムとの連携機能を搭載しているものを選ぶと良いでしょう。
法改正に自動対応しているか
給与計算では社会保険や所得税といった控除も行います。社会保険も所得税も法改正によって料率が変化することがあるため、法改正に対し自動的に対応するかどうかも重要なポイントです。
法改正に対し自動的に対応していない給与計算アプリの場合、法改正のたびにシステムを修正しなければなりません。システムの修正に詳しければ問題ありませんが、そうでない場合修正に時間がかかり、給与計算以外の業務にも支障をきたす可能性も出てきます。
そのため給与計算アプリを導入する際には、法改正が自動的に反映されるタイプをおすすめします。
▷給与計算を自動化・効率化するには?具体的な方法やメリット・デメリットを徹底解説
サポート体制が充実しているか
給与計算システムを導入する上でかならずチェックしておきたいのが、サポート体制です。どんなに使いやすいアプリでも、使い方がわからなくなったり、システムが動かなくなってしまったりする可能性はあります。
このようなトラブルが起きたときには、迅速に対応してくれるサポート体制が必要です。
給与は従業員への賃金支払いという重要な業務です。この業務が滞れば従業員の生活に影響するだけでなく、会社の信用度にもつながります。サポート体制について比較する際は、電話・メール・チャットなど、どの方法でサポートを提供しているかはもちろん、受付時間についても確認しておきましょう。
セキュリティ性が高いか
給与計算をする際には従業員の氏名や生年月日のほか、マイナンバーといった守秘義務のある個人情報を扱います。
業務を担当する人が情報漏えいにつながる行動をとらないことはもちろんですが、利用する給与計算アプリについても強固なセキュリティが必須です。
個人情報が漏れてしまえば会社にとっても個人にとっても大きな問題です。会社の信頼が失墜するだけでなく、情報漏えいが会社の危機を招くことも考えられるため、セキュリティについても十分考慮して選ぶようにしましょう。
【無料あり】おすすめ給与計算スマホアプリ6選
スマホで使えるおすすめの給与計算アプリを紹介します。無料で利用できるものも紹介するので、必要な機能などを比較しながら自社に最適なアプリを選んでみてください。
ジンジャー給与
ジンジャー給与は、あらかじめ給与計算式を設定しておけば、ボタン1つで自動計算が行える給与計算アプリです。経費精算や勤怠管理などのジンジャーサービスに登録された人事情報や勤怠情報と連携して、ミスなく給与計算が行えます。
完全月給制・日給月給制・時給制・日給制などさまざまな給与形態の設定が可能なため、担当者の負担なく効率的な給与計算が行えるでしょう。給与計算で発生する書類や明細もすべてクラウド上で管理でき、ペーパーレス化や紛失の防止にもつながります。
提供元 | jinjer株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 300円/月~ ※1カ月の無料トライアルあり |
導入実績 | 18,000社 ※トライアル登録社数含む |
機能・特徴 | 給与計算、月変算定、賞与計算、年末調整、給与体系、Web明細、支給明細設定、システム連携、充実のサポート体制、最新セキュリティなど |
URL | 公式サイト |
\資料請求は完全無料!/
ジンジャー給与の資料請求はこちら>>freee人事労務
freee人事労務は、労務に関するさまざまな業務を一括管理することで、ミスの防止や作業時間の短縮などを実現できるスマホアプリです。
会社の規模やどのように利用したいかなどによって、さまざまな機能を利用できます。給与計算や給与明細の作成のほか、年末調整やタイムカードの入退社管理・打刻など、便利な機能が搭載されているのが魅力です。1ヶ月間のトライアル期間を提供しているため、無料でお試し利用することもできます。
提供元 | フリー株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ■5名以内 月払い
年払い
■6名以降1名ごとの料金
※1カ月の無料お試しあり |
機能・特徴 | 勤怠管理、給与計算、給与明細の作成、従業員情報の管理、入退社手続き、年末調整、毎月・毎年の給与事務、労務管理、会計処理の効率化など |
URL | 公式サイト |
マネーフォワードクラウド給与
マネーフォワードクラウド給与は、なんといっても「見やすさ」と「使いやすさ」が魅力のアプリです。5つ設定するだけですぐに給与計算ができるので、初めてアプリを利用する方も安心して利用できます。
これまで社労士にお願いしてきた業務も、このアプリを利用すればすぐにシステム化できるのもポイントです。1ヶ月無料で利用できるため、気になる方はぜひチェックしてみてください。
提供元 | 株式会社マネーフォワード |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■個人向け 月額プラン
年額プラン
■法人向け(50名以下) 月額プラン
年額プラン
※別途クラウド会計などの従量課金あり ■法人向け(51名以上):要問い合わせ ※1カ月の無料トライアルあり |
機能・特徴 | 計算式のカスタマイズが自由に設定可、前月の実績と当月の給与計算結果を比較可能、給与・賞与計算、Web給与明細、税・社会保険の自動計算、サービス連携など |
URL | 公式サイト |
ジョブカン給与計算
クラウド型給与計算システムのジョブカン給与計算は、誰でも簡単にできる給与計算のほか、複雑な処理もしっかりこなせる人気のある給与計算アプリです。30日間有料プランのすべての機能を試すことができます。
社会保険料計算では、月末に退職する際の2か月徴収の正確な計算にも対応します。同じシリーズの勤怠管理システムなどのデータを取り込むこともできるため、給与計算、勤怠管理などに対して希望するシステムに作り上げられるのも魅力です。
提供元 | 株式会社DONUTS |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ■中・小規模の企業
※有料プランは月額最低利用料金2,200円(税込) ■大企業:要問い合わせ |
導入実績 | シリーズ累計20万社 |
機能・特徴 | 給与規定グループ機能、支給・控除項目の計算式適用、通勤手当の自動計算、税率・保険料率の自動アップデート、社会保険料・雇用保険料・所得税の自動計算など |
URL | 公式サイト |
RoboRoboペイロール
RoboRoboペイロールは、給与計算に必要なツールと給与計算代行サービスをセットで提供しています。毎月の給与計算結果は社労士によるチェックが行われ、労働基準法に沿った給与計算が実現します。また、労働基準法改正に伴う変更にも対応可能です。
提携している社労士法人が導入から運用までをサポートしてくれるため、はじめての場合でも安心して利用できます。給与計算の代行を検討している方におすすめのサービスです。
提供元 | オープンアソシエイツ株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
|
機能・特徴 | 万全のセキュリティ体制、社会保険労務士の監修、充実のサポート体制、導入から運用までサポートあり |
URL | 公式サイト |
シフトボード
シフトボードは、無料で利用できる個人向けの給与計算アプリです。一目見てシフトがわかるように見やすく作られたカレンダーは、シフトを入れた後も履歴から複数追加できるといった便利な機能を持っています。
使う人によって交通費や深夜の時給、休憩時間など細かく設定できるので、バイトの日を忘れやすい人にもおすすめです。
またフリーの給与計算アプリですが、6つの質問に答えることで税金・保険料の確認も可能です。個人の給与管理にもってこいの給与計算アプリといえます。
提供元 | 株式会社リクルート |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
機能・特徴 | シフト入れるだけ給料を自動計算、交通費や深夜時給などの詳細設定可能 |
URL | 公式サイト |
給与計算アプリを導入する際の注意点
給与計算アプリはとても便利ですが、導入したからといって効果が得られるとは限りません。ここでは、給与計算アプリを導入する際に知っておきたい注意点を紹介します。
適したアプリを選ばないと負担を軽減できない
給与計算アプリを導入する際は、自社に適したものを選びましょう。アプリの選定を誤ってしまうと、社内の負担が軽減できないことも考えられます。
とくに複雑な給与計算に悩んでいる場合は、時間外労働を正確に計算してくれるものや、社会保険料率の適切な調整を行えるものがよいでしょう。自社に適した機能が搭載されたアプリを選ぶことで、正確な給与計算が可能となるだけでなく、業務の負担軽減にもつながります。
導入〜運用する上で費用が発生する
給与計算アプリの導入・運用には、費用が発生します。無料で利用できるものもありますが、その多くは個人向けに提供されているものです。そのため、企業で利用する給与計算アプリは、初期費用やランニングコストがかかるものと考えておきましょう。
給与計算アプリを導入する際は、自社の目的を明確にしたうえで、アプリの利用料金や導入後の人件費などにかかるコストを把握しておくことが大切です。
▷無料で使える給与計算ソフトおすすめ11選!機能や選び方も解説
適した給与計算アプリを利用して業務負担を軽減しよう
本記事では、給与計算アプリの選び方やメリットなどを紹介しました。給与計算アプリを活用することで、給与計算に関わる業務負担を軽減できます。アプリを選ぶ際は、必要な機能が搭載されているか、十分なサポートやセキュリティ対策が提供されているかなどを確認し、自社に適したものを導入しましょう。
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