社内SNSのアイコンは顔写真にすべき?設定するメリット・強制せずに浸透させる方法
コミュニケーションや情報共有の活性化のために、「社内SNS」を導入する企業が増えている昨今。アイコンに顔写真を設定すべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。本記事では、社内SNSのアイコンは顔写真にすべきなのか、顔写真に設定するメリットなどを解説します。
目次
そもそも社内SNSとは
社内SNSとは、企業内で従業員が情報を共有し合い、意見交換を行うために利用されるデジタルプラットフォームを指します。導入することで、日々の業務連絡やノウハウの共有、プロジェクトの進捗確認など、多様なコミュニケーションの効率化が可能です。
社内SNSの主な機能には、チャット機能・グループ機能などがあり、電子メールや会議よりも迅速なやり取りが可能になるため、多くの企業で注目されています。
社内SNSによる円滑な連携がチーム全体のパフォーマンス向上につながるのも、大きな魅力の一つです。
▷【2024年最新】社内SNSツール10選比較!選び方やメリット・目的を紹介
社内SNSのアイコンは顔写真にするべき?
社内SNSのアイコンに顔写真を設定することは、必ずしも従業員全員に求められるものではありません。顔写真は個人情報に関わるため、プライバシーの観点から慎重な対応が必要です。
また、強制的な設定の指示は、従業員との信頼関係に悪影響を及ぼす可能性があります。顔写真を推奨する場合でも、個々の事情や意向を尊重し、自由に選択できる環境を整えましょう。
社内SNSを円滑に運用するためには、安心感と自主性を両立させることが重要です。
社内SNSのアイコンを顔写真にするメリット
社内SNSのアイコンを顔写真に設定することで、従業員同士の親近感が高まり、円滑なコミュニケーションを促進する効果があります。顔写真にする具体的なメリットを解説します。
顔と名前が社内に浸透しやすくなる
テレワークが普及する中、顔と名前を一致させることが難しい状況が増えています。しかし、社内SNSのアイコンに顔写真を設定することで、対面でのコミュニケーションがなくても、同僚の顔や名前を覚えやすくなります。初めてのやり取りでも親しみやすさが生まれ、スムーズに連携できるでしょう。
特に、新入社員や異なる部署との交流が多い場合には、顔写真が人間関係の構築を後押しする大きな役割を果たすのです。
親しみを感じてもらいやすくなる
社内SNSのアイコンを顔写真にすると、相手の顔が見えることで「どんな人と会話しているのか」が明確になります。この視覚的な情報は、文字だけのやり取りにはない、より親しみやすい雰囲気を生み出します。
特に初対面の相手や普段会う機会が少ない同僚とのコミュニケーションにおいては、顔が見えることで距離感が縮まり、やり取りが円滑になるでしょう。職場全体の雰囲気もよりフレンドリーになる効果が期待できます。
自らの言動に気を付けるようになる
社内SNSで顔写真をアイコンに設定すると、「顔と名前を覚えられている」という意識が働き、自然と自らの言動に気を配るようになります。軽率な発言や感情的なコメントを控えるようになるため、より建設的で誠実なコミュニケーションがとれるでしょう。
このような意識は、職場の信頼関係を育む土台となり、SNSを使ったやり取りがより良い方向に進むきっかけにもなります。責任感のある発言が増えることは、企業全体の文化にも良い影響を与えるでしょう。
コミュニケーションの質が向上しやすくなる
社内SNSのアイコンを顔写真に設定することで、相手をより身近に感じられるため、コミュニケーションの質が向上します。メッセージのやり取りが単なる文字情報に留まらず、まるで対面で会話しているように感じられるからです。
顔が見えることで表情や感情を想像しやすくなり、誤解が減ると同時に、思いやりのある対応が増えることが期待されます。結果として、やり取りがスムーズになり、より深い信頼関係を築けるでしょう。
社内SNSで顔写真アイコンの設定率を上げるには?
社内SNSで顔写真アイコンの設定率を上げるには、従業員が安心して設定できる環境づくりや、メリットを丁寧に伝える工夫が必要です。ここでは、顔写真アイコンの設定率を上げるポイントを説明します。
アイコンを顔写真に設定するメリットを伝える
社内SNSのアイコンを顔写真に設定することで得られる目的やメリットを従業員に伝えることは、設定率を上げるための重要なステップです。
例えば、「顔と名前が一致することで親近感が生まれる」「コミュニケーションがスムーズになる」などのメリットを伝えることで、従業員の参加意欲を高める効果が期待できます。
また、顔写真を設定することで得られる信頼感や連携の強化といった、職場全体にとってのプラスの影響を丁寧に伝えることも大切です。
顔写真の設定が強制ではないことを伝える
社内SNSで顔写真をアイコンに設定することに対しては、プライバシーや個人情報の観点から抵抗を感じる従業員もいます。そのため、顔写真の設定を強制ではなく任意であることを明確に伝えることが重要です。
従業員の自由な選択を尊重する姿勢を示すことで、安心感を与えると同時に、企業への信頼感も高まります。無理に設定を促すのではなく、必要性やメリットを丁寧に説明しながら、個人の意向を大切にしましょう。
顔写真の取り扱いについて説明する
顔写真をアイコンに設定する際、従業員の不安を解消するためには、その取り扱いについて明確に説明することが大切です。提供された顔写真が適切に管理され、社内SNS以外の用途に使用されないことを保証する方針を示しましょう。
また、保存期間や削除方法などの具体的な情報を共有することで、従業員が安心して写真を提供できる環境を整えることができます。
管理職者が積極的に設定する
社内SNSで顔写真アイコンの設定率を高めるには、管理職者が積極的に設定することが効果的です。上司やリーダーが率先して顔写真をアイコンにすることで、従業員に対して模範を示し、安心感を与えられるでしょう。
「管理職がやっているから自分もやってみよう」といった心理的な影響が、全体の参加意欲を高めるきっかけとなります。このようなリーダーシップの発揮は、顔写真の設定だけでなく、社内SNSの活用全般にも良い影響をもたらすでしょう。
アイコン設定のルールを決める
社内SNSで顔写真アイコンの設定をスムーズに進めるには、あらかじめルールを明確に定めておくことが重要です。
例えば、写真のサイズや形式、背景色、撮影方法、さらには服装の指針などを具体的に示すことで、従業員が迷わずに準備を進められます。また、統一感のあるルールを設定することで、SNS全体の見栄えが整い、企業の一体感を高める効果も期待できます。
明確なルールがあれば、不安や負担を減らし、より多くの従業員が積極的に参加できる環境を作り出せるでしょう。
アイコン写真の撮影会を開く
社内SNSのアイコンに適した写真が手元にない従業員のために、アイコン写真の撮影会を開催することは効果的な取り組みです。
専用の撮影会を開くことで、統一感のある写真を簡単に用意できるだけでなく、従業員の負担も軽減できます。また、プロのカメラマンを招いたり、簡単な背景やライティングを準備したりすることで、質の高い写真を提供できます。
撮影会の実施は、従業員への配慮を示すと同時に、参加意欲を高める良い機会にもなるでしょう。
理想的な社内SNSの顔写真アイコンとは
社内SNSの顔写真アイコンは、親しみやすさと信頼感を与える重要な要素です。最後に、理想的なアイコンにするコツを2つ紹介します。
顔がはっきりわかる写真
理想は、顔がはっきりわかる適度な距離感の写真です。近すぎると圧迫感を与え、逆に遠すぎると顔が見えにくくなります。そのため、顔全体が画面中央に収まり、表情がしっかり伝わる写真が望ましいでしょう。
また、背景がシンプルなものを選ぶと、顔がより際立ち、アイコンとしての視認性も向上します。
笑顔など好感を持てる表情の写真
相手に好感を持たれる表情を選ぶことも重要です。
特に笑顔の写真は、親しみやすさや柔らかい印象を与え、コミュニケーションを円滑にする効果があります。無表情や暗い印象を与える写真は避け、明るく自然な笑顔を意識すると良いでしょう。
社内SNSに顔写真アイコンを設定しコミュニケーションの質をあげよう
社内SNSの顔写真アイコンは、従業員同士の親近感を高め、コミュニケーションの質を向上させる重要な役割を果たします。顔と名前が一致することで、信頼感が生まれ、より円滑なやり取りができるでしょう。
顔写真アイコンの設定率を上げるためには、強制ではなく、メリットを伝えつつ従業員が安心して設定できる環境を整えることが大切です。また、管理職者の率先や撮影会の開催などの取り組みも効果的です。本記事を参考に顔写真アイコンを活用して、社内のつながりをさらに強化しましょう。
社内SNSツールの記事をもっと読む
-
ご相談・ご質問は下記ボタンのフォームからお問い合わせください。
お問い合わせはこちら